富士山(噴火)史
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年代 |
人名 |
出 来 事
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10万年以上前 |
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噴火。小御岳形成。 |
2万年前頃 |
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噴火。古富士山形成。 |
3000年前頃 |
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噴火。新富士山形成。 |
? |
木花咲耶姫 |
登山。「永遠の命を天に求めるため、山頂へ登った」という。 |
紀元前500〜300 |
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噴火。 |
紀元前200年頃 |
徐福 |
登山。「秦の始皇帝の命により、不老長生・回春の妙薬探しに登った」という。 |
西暦150年代 |
日本武尊 |
「東征のみぎり、富士山頂を征服」という。 |
200〜300 |
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噴火。 |
500〜600 |
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噴火。 |
598頃 |
聖徳太子 |
「名馬に乗って、天空より山頂へ」という。 |
670頃 |
天智天皇 |
大津に崩御を伝えられた天皇は、実は馬で富士に登り、岩窟に入ったという。 |
680頃 |
役小角 |
小御岳より山頂に登ったといわれ、富士行者の始祖という。「流刑地の伊津大島より、夜な夜な、空を飛び山頂へ」という。 |
750頃 |
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噴煙(噴火?)。万葉集に詠まれている。 |
781年 |
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噴火。続日本紀に「山麓に降灰し、木の葉枯る」とある。 |
800頃 |
桓武天皇 |
登山。大宮口より登ったという。 |
800 |
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噴火。日本紀略に「山頂の大噴火が荒れ狂い川の水を紅色とした」とある。 |
802 |
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噴火。山頂より火山弾・火山灰。東斜面の小富士誕生(?)。 |
807 |
空海(弘法大師) |
登山。甲州側より登り、石仏を勧進したという。 |
826 |
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噴火。相模国寒川神社の記録。 |
864〜865 |
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噴火。北斜面の長尾山からの熔岩により青木ヶ原樹海形成。 |
870 |
? |
噴煙(噴火?)。
都良香は山頂火口内に沸湯池があることを富士山記に記録。 |
932 |
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噴火。山頂より。 |
937 |
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噴火。北斜面より。鷹丸尾溶岩流・檜丸尾溶岩流は山中湖をせき止めた。 |
952 |
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噴火。北東斜面より。神火、水神を埋とある。 |
993 |
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噴火。北東斜面より。 |
999 |
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噴火。山頂より本朝世紀に「不字御山、焚く」とある。 |
1017 |
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噴煙(噴火?)、更級日記。 |
1033 |
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噴火。南斜面より。日本紀略に「富士山噴火、峰より起り、山脚に至る」とある。大沢崩への溶岩流。 |
1083 |
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噴火。扶桑略記に「富士山焼燃」とある。 |
1149頃 |
末代 |
登山。山頂(奥宮の位置)に大日寺を建立。 |
1228 |
親鸞上人 |
登山。甲州側より登ったという。 |
1269 |
日蓮上人 |
登山。吉田口より登り、経が岳に妙経を埋めた。 |
1193 |
猪之頭の民 |
源頼朝の「巻狩り」時に、山頂の雪を献上。 |
1331 |
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地震。山頂崩壊。太平記。 |
1511 |
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噴煙(噴火?)。勝山記に「窯岩燃ゆ」とある。 |
1518 |
道者 |
事故。初登山(6月1日)していた道者13名が暴風で死亡。
3名が火口から出現したクマにより殺害される。 |
1560 |
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噴火。側火山(?)。日本災異志。 |
1600頃 |
藤原角行 |
登山。合計128回登り、富士講を開く。 |
1700 |
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噴火。斜面に小形爆裂火口が誕生。日本災異志。 |
1707 |
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噴火。宝永火口形成。 |
1811 |
道者 |
事故。道者18名が暴風により死亡。 |
1832 |
たつ |
登山。女性の最初の登山者。 |
1860 |
ラザフォード・オールコック |
登山。西欧人の最初の登山者。ときのイギリス公使。 |
1867 |
パークス夫人 |
登山。西欧人の女性の最初の登山者。ときのイギリス公使夫人。 |
1872 |
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登山。富士登山女人解禁。 |
1890 |
ウォルター・ウェストン |
登山。日本アルプス開拓の父といわれるイギリス人。 |
1898 |
ラフカディオ・ハーン |
登山。小泉八雲の名で知られるアメリカ人。 |
1912 |
テオドール・フォン・レルヒ |
登山。山頂よりスキーで滑降。日本スキーの父といわれるオーストリア人。 |
1965 |
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気象庁富士山測候所レーダー完成。 |
参考文献「富士山自然ハンドブック」:社)富士自然動物園協会・編 |