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(村指定文化財 平成元年4月1日)
作者は不明ですが、江戸初期の作像といわれる太子像です。曲がり金をもって正装し、馬にまたがっている姿を現した木像です。きりりとした、いかにも時代を担った太子の面影が伺えます。興味深いのは、厨子の扉に描かれている「竜馬」です。水中に棲む竜が、水辺に姿を現すと竜馬とみる思想からきています。太子講、富士講の信者が奉持して富士登拝したとも考えられています。