富士山と富士五湖の情報局

日法上人 板曼荼羅(いたまんだら)

日法上人 板曼荼羅 (Mandala Sculpture of Nipposhonin)

 妙本寺寺宝の板曼荼羅は、法界では珍しいものです。この板曼荼羅は、日法上人が信仰の本尊として不朽・不変の板曼荼羅を当寺に奉納。「本山光長寺開基日春上人第三十三回忌の菩提」と刻してあります。日法は日蓮の直弟子で、沼津の本山光長寺は日法・日春が同時二祖と伝えられます。奉納以来六百五十数年間、秘蔵保管されて来ました。年2回(1月・8月)虫干しのため御開帳されています。

長徳山「妙本寺」
長徳山「妙本寺」
日法上人450年遠忌供養碑
日法上人450年遠忌供養碑

法華宗 長徳山「妙本寺」

1292年8月、当村住人の助四郎が本堂を建立。開基は日法上人二世は当村の妙本入道(助太郎)です。

○弘仁13年(822)
 空海が小海に来化。真言精舎建立、広徳寺と称す。
○文永6年(1269)
 日蓮が片山村住人、助四郎にお曼荼羅授与。
○正応5年(1292)
 法華宗長徳山妙本寺創立。
 肋四郎が本堂建立。日法が助四郎にお曼荼羅授与。
○応長元年(1311)
 日法が片山村住人、助太郎入道妙本にお曼荼羅授与。
○安永元年(1772)
 現今の客殿・本堂が完成。
○慶応元年(1865)
 鐘楼堂建立。



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