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グロッソが増えない

 リシアの育成に成功した私は、「次はグロッソティグマだ」と思っていました。
というより、何時の間にか背の高い水草を中心に知らず知らず集めてしまい、背の低い水草なら何でも良かったのです。
ショップでグロッソのサンプル水槽が置いてある水槽を見ると、砂に根を張って底砂一面を覆っている姿が見られます。
「これだ!」と思い、購入するのに躊躇はいりませんでした。
そして、「どうせすぐ増えるから1POTでいいな?」と思いながら、そのショップでグロッソを購入したのでした。
実は単に単価が高いので、お試しの気分が強かったのですが…。

さて、購入したグロッソをPOT内のショップの砂から抜き取り、自分の水槽の砂に植え込む。
1週間後、薄い緑色の葉を幾つも出しながら増える気配を見せる。
しかし、その後ぴったり成長が止まり、しばらく均衡状態を保った後、減少に転じる。
そこで慌てて追肥を与えたが、一向に増える気配が見えず個体数の減少が止まらない。
「なぜなんだ?環境が悪いのか?」と理由を考えたが良くわからない。

次にグロッソを購入したときは、ショップの砂を落とさないようにそのまま砂に植え込む。
更に周りには追肥を埋め込んでおき、グロッソの成長を助けるように順路らしく追肥を与えた。
今度は良く増えました。
最初のケースと違い、密集して増えていく様子が伺えます。
「成功だ」と思って砂一面を覆うグロッソに期待をしました。
しかし、ある程度増えてから、またまた数が減少するのです。肥料の枯渇のようです。
「こりゃ砂に関係有るな?」と推察した私はショップのサンプルで増えていた砂がアクアサンド(水草用の砂)であると推測。
「やはり、パールサンドじゃ駄目か…」と諦めていたが、「そーだ、底砂を育てて温床をつくろう」と決心し、実行に移すことにした。
ついでに有茎系の水草も長持ちするように…。

下準備

 まず、必要なものは「腐葉土とピートだ」。
「きっと園芸のやり方と同じだろう」と推測した私は園芸店で両方を購入しました。
必要な量が想像できないので少し大きめの袋で購入。4リットルです。

その他、小さ目の袋も幾つかあるので水槽に合わせて購入すると良いだろうと思います。
数百円程度で購入できます。
私の場合、150cm水槽なので4リットルを選びました。これは園芸店で売っている袋の大きさの感触で判断しました。
結論からいうと両方とも少し余りました。余った分は60cm水槽に転用。
ちなみに、腐葉土とピートは1対1で混ぜるので同量ずつ購入すると良いでしょう。

まず、水槽内の水を抜くところから作業を開始です。
この方が魚を網ですくうのに簡単になるからで、水の少なくなったところを網で一網打尽。
予め水草を抜いておき、次に水槽内の水を抜く。
大きな水草は床にシートを敷いて置き、小さな水草はバケツに取り出す。

そして、魚を捕まえるのですが、このとき何故か魚を全部すくいませんでした。
そう、早く作業を完了したい私は手抜きをしたかったのです。
「魚の前に砂を取り出そう」と安易な気持ちで砂を取り始めました。
多少、水が濁ったのですが気になるほどではなく、かえって砂を全部取ってから魚をすくうと作業が楽だと思ってしまったのです。
砂は40リットルのゴミ出し用のポリバケツに移動。
この作業を続けていると足の踏み場も無い状態になってしまいました。
足の踏み場も無いので水槽に近づくことが多少困難になり、水槽内を確認しずらい状況になりました(と言っても困難じゃない)。


そして遂に、ここで思わぬミスをしました。
砂をある程度除いたら(ベアタンクに近い)、「どーなるのかと思い(水に色が付くか・・ピートは水に溶け出すので)」ピートをザット水槽に入れてしまったのです。
そう、すっかり魚がいることを忘れて…。
購入してきたピートは、おがくず状態のピートだったんで後が大変。
水面に浮いて広がり、底も見えない状態になってしまいました。
「早く魚を救わなければ」そう思ったのですが、網ですくおうとすると水面のピートで網が使い物にならない。
「もしかして大変なことをしたんじゃ?」
とにかく浮いているピートを水面で掻き分けて魚の救出に向かう。
楽をするつもりだったのに今では根気良くピートを掻き分け、網を何度も洗いながら必死で魚の救出。
思わぬところで時間を潰してしまいました。
それに、水質も悪化してきたようだし(ピートがえらに付きそう)、取り残しがあるかもしれない。
長い時間を掛けてきましたが、「おそらく全部救出した」と勝手に思い、残りの作業を続ける事に決心したのでした。

まずは購入した「腐葉土」と「ピート・モス」を見てみましょう。

腐葉土

ピート・モス

ピートはおがくず状で無い品物を売っていたら、そちらを購入したほうが良さそうです。
水槽内に浮いてきたとき掃除が楽になります。

さて、次回はセッティングから観察へと続きます。

《参照:ピートモス


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