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価格調査

  1. 水槽
    まずはショップ巡りです。
    1軒目、特に水槽が置いてない。
    私:「済みません、180cmの水槽ありますか?(控えめに)」
    店:「取り寄せればありますよ」
    私:「で、どのくらいするの?」
    店:「ガラス?アクリル?」
    私:(水槽はガラスと思っていたけど本にもアクリル水槽があると書いてあったなぁ)
     「それぞれ、どのくらいするの?」
    店:「ガラス水槽は40万ぐらいかな?アクリルは15万ぐらいだよ」
    私:「40万もするの」
    店:「しかもガラスも2cmぐらいあって1人では運べないよ」
    この時、全ての予定が崩れる気がしました。

    2軒目、ちょっと大型の熱帯魚ショップ。
    店内を見ると水槽が置いてあります。
    120cmガラス水槽、37,000円(なんだ安いじゃないか)。
    その他にも120cmガラス水槽があり、15万円。なんだ?ガラス水槽はこんなに値段の開きがあるのか?
    よく見ると高い水槽は両脇のコーナーが弧状になっており、幾分透明感もありました。
    一方、安い水槽は両脇が黒い縁で構成されており、ガラスも通常の窓ガラスのような感じがします。しかも水槽高さが無いです(35cmぐらい)。
    そこで、1軒目と同じ質問をしてみました。
    私:「済みません、180cmの水槽ありますか?(控えめに)」
    店:「ガラス水槽は40万ぐらいかな?アクリルは11万ぐらいだよ」
    アクリル水槽の値段が違うもののだいたい同じ回答です。
    私:「あそこにある120cmのガラス水槽が37,000円で180cmになるとそんなに違うの?」
    店:「違います。アクリルの中古ならもう少し安いですけど、傷が付いていますよ」
    私:「そーですか」(本にもアクリル水槽は傷が付きやすいと書いてあったもんなぁ)

    結局、近場でのショップではさしたる収穫もなく諦めてアクアリウム関連の雑誌を購入し帰宅しました。
    要するに水槽の国内状況調査です。

    結論は、「ガラス水槽は諦めざるを得ない」と言うことです。120cmならそこそこの値段であるのですが、それ以上になると高額なのです。
    そこで、大型水槽はアクリルと決めました。少し傷の付き易さが気になりますが、2m水槽でも10万以下で手に入るということが解りました。
    そして、水槽サイズも150cmをメドにして計画を進めることにしました。

  2. 濾過
    次は濾過器ですが、これは外部濾過器を使用する事で大体の計画が立ちます。
    ショップ廻りとカタログ等でおおよその値段も把握できます。
    150cm〜200cmの能力で約8万と見積もっておきます。
    上を見ればキリがありませんが、とりあえずこの程度で…。

  3. 砂・照明(水槽サイズ決定!!)
    砂と照明は水槽サイズが決まらないと、考慮できません。
    遂に水槽サイズを決断する時がきました。
    150cm・180cm・200cm???さて、どれにするか???
    ここで忘れていけないのは、現在ある60cm水槽2本です。この水槽の置き場所を考慮しないといけません。
    そこで、まず水槽の置き場所を確保するために部屋の計測を行います。
    この時、最高で200+60+60=320cmの空間を確保しなければいけません。
    (あくまで自分の書斎に置くことを前提にしています。家中に水槽を配置しても良いが、メンテナンスが散漫になるので今回は見送り、将来の大型化の時に考慮するつもりです)
    そうすると部屋の中には、窓や本棚・楽器等が納まっており、案外置く場所が限定されてしまうことに気が付きました。

    そこで目を付けたのが、サイドボードの上です。
    ←このような配置になっている。
    以前の配置(60cm水槽2本)は、サイドボードの横に水槽台を配置し、そこに上下2段になるように水槽も配置してありました。
    つまり、サイドボードの上と水槽台を合わせた長さは約220cm確保できるのです。
    と言うことは、200cm水槽の配置も可能になることを意味しています。
    幸いなことに水槽台の高さを調節すれば、サイドボードの上側(ガラスが入っている)の高さと一緒にすることもできそうです。
    このための高さ調整は、ブロックやレンガで代用できそうですし、微調整はホームセンターで売っているバルサ材が利用できそうです。


    予定では、左の配置ができそうなのです(サイドボードは上下2段に分解できる)。
    左に水槽台、右にサイドボードの上側を並べ高さを合わせる、その上に丈夫な板を置き水槽を乗せる。
    これで、最大200cmの水槽が配置できます。
    しかし、200cmの水槽を配置すると、左の図から解るように、60cmの水槽が余ってしまうのです。
    せっかく手に入れた60cm水槽1つを無駄にはしたくないし、200cm水槽も捨てられない。
    「どうしよう?」
    こう言うときは、目的を設定して自分を納得させるのが一番良いのです。
    大型水槽は観賞用なので理屈が付きます。
    60cm水槽の使い道…。
    1つは、繁殖用に使用することは確定しています。観賞用水槽1本と繁殖用水槽1本。
    これ以外に理屈が見あたらなければ、200cm水槽に決まりです。
    その時、ふと昔の記憶が蘇りました。それは、以前にも書いた白点病との闘いです。あのとき、隔離水槽が1本欲しいと思ったことを思い出しました。
    もちろん、病気になることは予定していませんが、予備水槽が1つあると言うことは重宝しそうです。
    例えば、レイアウトに使用する流木や石等の隔離、レイアウトに合わない魚の隔離、予備の繁殖水槽、水草の隔離等…。名付けて隔離水槽とします。
    これによって水槽サイズは150cm水槽に決定です(200cmに未練はあるが…)。
    そして、その配置は上の図の通りです。


    さて、水槽サイズは底辺が150cm×45cm(サイドボードの奥行き)と決定しました。
    お忘れかも知れませんが、砂と照明を決定しなければいけません。

    まず砂ですが、60cm水槽底辺(60cm×30cm)の時に砂を10Kg使用しました。と言うことは、1800平方センチ当たり10Kg。
    150cm×45cm=6750平方センチ。これを1800で割ると、3.75。つまり、40Kgの砂が最低必要になります。
    更にレイアウトの時に勾配が付くので50Kgの砂が必要になります。
    1袋10Kg、約3000円×5袋=15000円。ただし、60cm水槽1本をベアー式(砂無しの水槽)にする予定なので実際は4袋。

    そして、次は照明です。最初に考えた照明は事務所用の照明(120cm)を使用する予定でした。
    (40W×2で6000円程度だった)
    しかし、これでは天井から下げるか、改造して水槽の上に置けるようにする必要があるばかりでなく、一般に売られている高照明の入手が困難なのです。
    ←このように配置すればよい。
    そこで、60cm水槽の照明器具3灯式と2灯式をそれぞれ2つ用意する事にしました。(7000+6000)×2=22000円。
    明るさは、18W×10本=180W。
    ちょっと不満ですけど、まぁ良いのではないでしょうか?

  4. 強度対策
    さて、サイドボードの上に置くは良いとして、問題は強度です。
    仮に水槽内に水を満杯に満たしたとして、150cm×45cm×45cmの水槽で、約30万立方センチの容積になり、これは300Kgの重さに相当します。
    実際には、350Kg以上になると思います。また、60cm水槽を一緒に乗せると、420Kg程度になるということです。
    この重さを水槽台とサイドボードで支えます。サイドボードと言っても上部の板はベニア合板だし、お酒の入る部分はスカスカだし、心配は尽きません。
    そこで、水槽台とサイドボードを渡す丈夫な板を用意します。この板を導入することで、加重を分散させる事ができます。
    45cm×200cm=9000平方センチ。とすると、450Kg割る9000=0.05。つまり、1平方センチ当たり50g。
    上手に加重が分散できればサイドボードの合板でも十分耐えられます。
    次の問題は、スカスカの内部です。サイドボードの構造をよく見ると内部に2つの仕切があります。外側と合わせて4本の板で上部を支えています。更に、水槽台の足が4本。これらが450Kgの重さを支えることになります。
    そこで、各足に当たる下部に直接ブロックが当たるようにし、ストレートに加重を床に伝えるようにします。
    たぶん縦方向の縮みに物は強いはずなのでこれで十分だと思われます。
    残りの心配は、長期間の加重に対するタワミでサイドボードの窓が開かなくなる事だけです。
    タワミ解消には渡しに使用する板に十分な強度のある板が必要です。
    結局使用したのはホームセンターの安い板(5000円ぐらい)。180cm規格なので加重の計算が狂いましたが仕方ありません。
    建築用の良い板は2mで2万円するそうです。

  5. その他備品
    その他に毎日の水槽メンテナンスのために水道からホースを引いたり、する道具。
    そうそう、ヒーターやサーモ等も必要ですね。
    それに、これを機会にCO2の自動添加をしたいし(のちほど記述)…。
    まだ幾つか忘れている備品もあるかもしれません。
    それらを考慮して3万かかると見積もっておきます。
    さて、トータルの見積もりは幾らになるのでしょう?

見積もり

購入予定品 単価 数量 合計
水槽150cm 75,000 1 75,000
3,000 4 12,000
照明(3灯) 7,000 2 14,000
照明(2灯) 6,000 2 12,000
濾過器 80,000 1 80,000
5,000 1 5,000
サーモ・ヒーター 10,000 1 10,000
ガラス板45cm 900 10 9,000
自動CO2添加 10,000 1 10,000
備品予備 20,000 1 20,000
合計     247,000

約、25万円。当初の予定(30万)以内で納まりました。
実際にはこれ以上かかるでしょう。良くあることです。
見積もりで25万なら、多分予算内で納まると思います。
200cm水槽なら、まだこれに10万程度かかると予想できます。
さて、いよいよ次回は実際に150cm水槽を立ち上げます。


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