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富士五湖地域に本物の温泉が無いと毒を吐いているが唯一、100%源泉かけ流しの湯がある。富士五湖地域の源泉は深度ボウリングで成り立っている。その源泉も湯量が少なく、温度も低いものがほとんどだ。それを観光用に大浴場、露天風呂などを設置するから加水・加温・循環をしなければならない。つまり、本物の水増しだ。観光客はホテルなんかとセットだからそれでも良いが、地元民はまずホテルなんかに行かない。日帰り温泉施設も不衛生だと思っている。
富士五湖の源泉を適切に扱おうと思ったら、この施設で十分だ。観光客に言わせると、露天が欲しいと思うかもしれない。しかし、それでは本物が消えるということだ。
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営業時間 |
10:00〜20:00(日帰り温泉:大人800円・子供400円) |
定休日 |
火曜日、5月、8月は無休 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
富士五湖で唯一、100%源泉かけ流し |
施設・お風呂 |
・内風呂、足湯
・休憩所 |
入浴経路 |
駐車場は施設裏。タオル・石鹸等は持参すること |
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施設の向こうに富士山が |
足湯 |
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ナンチャッテ温泉地にも本物を提供する施設があり、良心を感じる。男女ともに5人程度しか入れない浴槽だが、これが富士五湖の温泉の実力である。言葉通り、水増しの温泉とは違うのだ。この施設に露天風呂があれば良いと思うのは観光客だけの言葉では無い。地元民である私も思っている。しかし、露天風呂を満たすだけの源泉では無いことは明らかだ。
富士五湖の他の施設を見ても、湯量豊富な源泉は存在していない。元来そう言う地域なのだ。標高の高い岩盤がある地域では湯脈も深いところにある。深ければ湯脈も届かない。ワザと地下水脈をボウリングの穴に落として地熱で温めくみ出している源泉もある。そのように元来貧弱な源泉を過大使用するから、加水・加温・循環という手段になる。
TVで人気のある紅富士の湯ではレジオネラ菌騒ぎを起こしたことでも明らかだ。とても富士五湖の温泉施設に行く気にはならないというものだ。 |
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ロビー風景 |
5人ほどで一杯になる浴槽 |
源泉かけ流し |
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愚痴が過ぎてこの温泉の評価がおろそかになってしまったが、泉質はヌメリ感のある悪くない泉質だ。ただし、よほど人がいないときに行かなければのんびりできない。私の感じでは3人で許容量だ。他人がいたらちょっと気まずい感じがする。低温で睡眠を誘うのだが景色も望めないので、長湯するには飽きてしまうかもしれない。
源泉は、1500mのボウリングで確保し、100%源泉を浴槽に流し込んでいる。湯温は34度程度。
この施設は、できれば1人で本を持参して2時間程度のんびり湯に浸かっていたい。その条件が揃えばここも良いのだが、私だけの温泉でもないので偉そうにも言えない。車で近くを通ったら駐車場を見て車がいないようなら賭けに出るしかない。つまり、私にとって飛び入りの温泉施設なのである。 |
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周辺地図
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■山梨県南都留郡富士河口湖町河口2720-2
■TEL:0555-76-7222
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