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トレッキング

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  • トレッキングの楽しみ
     「スタートレック」と言うアメリカのTV番組があるのをご存知の方は多いと思う。
    深宇宙に探索の旅に出るSF番組であるが、そこで出会う様々な出来事は見るものの心を奪う。
     "trek"を辞書で調べると、「のろのろ旅をする」と言うニュアンスで書かれていると思う。
     しかし、最近では「山歩き」または「低山ハイキング」の意味合いのほうが強く、本格的な登山と分けるために使われる場合が多い。
     このページも、本格的な登山を目指したページではなく、富士山と富士山周辺の低山を紹介するページである。

     本ページで扱う山は、一日あれば十分楽しめる山を中心に紹介してある。
    健脚者なら半日あれば十分な場合もある。
    実際に富士山周辺の山に行ってわかったのだが、山は意外に近い存在だったのだ。
    色々な意味で、最高の贅沢が私の近くに散らばっていたのだ。
    私は三十路を過ぎて本当の遊びを知ってしまったのである。
  • 富士山周辺のトレッキング
    新道峠からの夕景 富士山周辺は「観光」目的で訪れる人が多いが、是非、近傍の山々を楽しみ、実際に歩き回って欲しい。
    まさに、「新しい発見の連続」である。
     地元の年長者は昔から富士山と周辺の山に親しんでいる。
    その人たちの話を聞くと「実に良く色々なこと」を知っている。
    「どこに何があるか…」とか「どこから見る景色は…」なんかだ。
    ところが、地元の若い人に話を聞くと、自分が住んでいる周辺の山の名前すら知らないのだ。
    私もそうだった。
    実際に自分の足で山に行くようになってから初めて知る名前の山ばかりだった。
    毎日のように見ている山の名前を知らなかったのだ。

     実際に山に行くと、季節の変化、光線の変化、が毎回違う。
    しかも実際に見ることができる人は実際に登った人だけだ。
    どんな人にも自然は平等に答えてくれる。自分の足で到達した人だけに…。
    (高山植物・山野草の情報なら、「河口湖山草園」)
     特に富士山周辺の山々は「富士山」を十分堪能できる環境がそろっている。
    また、富士五湖等の湖が景色の変化にアクセントを加えている。
    下界で感じる世界と違う風景がそこにあり、新しい世界観が広がる。
    尾根から尾根へと徘徊して回ると「地域の距離感」が劇的に代わり、昔の人の交通手段は下界より、山の上だったことが思い知らされる。
  • トレッキングの基本
    マナーを守って楽しくトレッキングトレッキング(山歩き)の基本は技術的なことではない。自然に親しみ感じることである。
    その基本は、「自然をあるがままに残して立ち去る」ことである。
    山に行ったら、「持ち込んだ全ての物は全て持ち帰る」ことを自身に徹底させる気持ちである。
    残してきて良いのは「立ち去りがたい未練」だけだ。
    さらに余計に一つ、山のごみを持ち帰ることを習慣にしても良い。一万人の人が一つだけ余計に「ゴミを」持ち帰るだけで山もずいぶんと綺麗になる。
     観光化された富士山や三ツ峠のゴミは見るに絶えない。おそらく「単なる観光客」が心無い行為をしていると思うが、山を楽しむ私たちは決して真似をするべきではない。
     私は以前、家族連れがガスコンロを使用して食事を作っている姿を目撃した。
    そのうち使い切ったガスボンベをお父さんらしき人が子供の前で藪の中に捨てたのだ。
    せめての救いは、見ていた子供が父親に注意したことだ。
    このページは山を紹介している。しかし、紹介する行為は同時に山を荒らされる危険性もある。
    トレッキングの基本を守り、更にボランティア精神でゴミを拾ったり注意できる人が増えることを希望する。
  • 慣れれば辛くない
     山歩きを躊躇する理由の一つに、「体力的に大丈夫だろうか?」と言う疑念が存在する。
    しかし、断言しよう。初めて山歩きをした場合、辛いのは最初の2回程度までだ。
    つまり「向いていない」と断定する前に2回は我慢していただきたい。
    3回目以降からは足が軽やかに動くことが自分でもわかってくる。

    なぜか?

     初めての場合は、ペースが掴めないからだ。
    1.自分に合った休憩。
    2.自分に合った歩く速さ。
    3.自分に合った呼吸法。
    4.自分に合った荷物量。
    5.自分に合った距離。
    6.自分に合った装備法。
    7.その他、自分に合ったペース。
    いずれも「自分に合った」がキーになっている。
    しかし、山歩きの回数を重ねると自然に身についてくるし、セオリーもある。
    紅葉の登山道例えば、
    1.自分に合った休憩。(登り始めて五分で休みを入れ、次は十分で休みを入れる。以降は二十分毎に休みを入れるようにする。)
    2.自分に合った歩く速さ。(あまり汗をかかない程度。たとえ、ゆっくりでも歩きつづけられる程度がちょうど良い。)
    3.自分に合った呼吸法。(足の動きに合わせて呼吸する。深呼吸する程度の息遣いになるはずである。)
    4.自分に合った荷物量。(回数を重ねれば自ずとわかってくる。最初は無理をしない計画を立てること。)
    5.自分に合った距離。(回数を重ねれば自ずとわかってくる。最初は無理をしない計画を立てること。)
    6.自分に合った装備法。(靴の紐の縛り方、服装、等の装備も回数を重ねれば自ずとわかってくる。
    なんかがセオリーだ。
    疲れない程度にゆっくりと歩きつづけたほうが、元気にかけ登って長い休憩を取る場合より早いし疲労が少ないことに気づく。
    また、登り始めは休憩までの間隔を短くし、靴紐の調整や体調を考慮することが、これから続く長丁場全体にとって有利だと気づくのだ。

     体がトレッキングに慣れてくれば自分の周りの風景も見えてきて、楽しさも倍増するだろう。
    そこから本当の楽しさが始まり、一生の趣味としても十分耐え得る世界が始まる…。

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