鬼ヶ岳
▲1,738m(600-800m)
雪頭ヶ岳の頂きを望む(左鞍部は鍵掛峠)
鬼ヶ岳に登るには西湖の根場地区から登り始めるともっとも早く到達できる。
ここには「鬼ヶ岳・十二ヶ岳」登山道の標識が各所に点在しているので標識の案内に従うと良い。
「鬼ヶ岳・十二ヶ岳」登山道の入り口は広い草原地帯になっており、一般車なら草原途中の駐車スペース、四輪駆動車なら、堤防奥の駐車スペースを利用すると便利である。
草原から堤防を回り、車道の突き当たりからがいよいよ登山道の始まりだ。
登山道入り口には「雪頭ヶ岳」と表示されているが、これは鬼ヶ岳手前の露岩地のことである。
少し進むと沢が現れるのでこれを横切り、森林地帯を進む。
すると左に直角に曲がる登山道が現れるので、ここからが本格的な登りとなる。
この左への曲がりは発見しづらく、直進の道へと迷う可能性がある。
もし、不幸にも見落として直進したら2つ目の沢が出現するだろう。
この沢に達すると登山道を誤ったので戻って欲しい。
戻ってすぐの場所を良く注意してみると左に急勾配している登山道が発見できる。
この勾配が山の風景と一致して発見を困難にしているのだ。
しばらく登り詰めると展望の良い伐採地に出くわし、富士山の展望が開ける。
伐採地を抜けると登山道は角度を増し急勾配になる。
上に登るにしたがって岩場が多く出てくるようになり、高度も急激に増すようになる。
急登にしばらくあえいだ後、突然、雪頭ヶ岳に飛び出す。(根場から2時間)
雪頭ヶ岳は展望が良く、眼下に西湖、正面に富士山を臨む事が出来る。
また雪頭ヶ岳下はカヤトの斜面になっており、広々している。
しかし、急勾配なので注意が必要である。
この斜面には岩が点在しており、雰囲気を盛り上げてくれる。
雪頭ヶ岳で景色を満喫したら、いよいよ鬼ヶ岳に行く。
鬼ヶ岳は雪頭ヶ岳のすぐ裏に当たり、15分ほどでたどり着く。
鬼ヶ岳途中にははしごがかけられてあるが危険な個所ではない。
はしごを登り、行く先を見れば鬼ヶ岳の名前のゆえんである「鬼の角」が突き出して見える。
その角のある場所がで鬼ヶ岳ある。もうすぐだ。
鬼の角にまたがって見る景色は奥に山頂があるためか、雪頭ヶ岳ほどダイナミックさはない。
また雪頭ヶ岳ほど山頂スペースは広くないので、休憩を取るなら雪頭ヶ岳の方が良い。
ここから駐車場に戻るにはもと来た道を戻るのも良いが、鍵掛峠)経由で駐車場に戻るのも良いかもしれない(2時間30分)。
鬼ヶ岳から鍵掛峠への稜線は急な下りの後、富士山と対峙して道の変化も気持ちの良い登山道だからだ。
そして最後は「鍵掛峠・王岳」登山道を下り根場に着く。
駐車場までは10分程度歩けばたどり着く。
時間に余裕があれば、十二ヶ岳へのルートを取っても良いかもしれない。
また更に時間に余裕があれば大石峠を目指しても良いかもしれない。
ただし、両方とも駐車場に戻るには困難かもしれないので、それなりの準備を必要とする。
(十二ヶ岳を目指した場合には駐車場に戻るのはさほど困難でもない)
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