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今回はアクアリウムとあまり関係がないのですが、「新聞取材記念」ということで。
私の職業はコンピュータのプログラマーです。かれこれ20年近くコンピュータと付き合っています。
きっかけは「ラジオの製作」に載っていたワンボードマイコン。当時の私は熱心なラジオ少年でしたが、「ラジオの製作」の広告を見たとき「これだ!」と思いました。実にワクワクしたことを今でも思い出されます。
数年後、進路相談で「コンピュータをします」と先生に相談すると「そんな海のものとも山のものとも…」と言われたもんです。当時は「コンピュータをする」ということは「マンガ家になる」と言っているのと同じような感じでしたね。
最近当時の先生に会うと「おまえは先見があったね」なんて言われます。時代は変わりました。
その後はお決まりのコース。雑誌にプログラムの投稿、プログラムの会社に就職、独立…。
まぁ、色々あったわけなんです。
そんなわけでインターネットは早くから注目していたし、それなりの知識はありました。
そしてプロバイダが出始めたのをきっかけに「ホームページを作ろう」となったのですが、ページを作る技術はあるけどテーマが無い…。
個人用のページっていうのはテーマは難しいわけで、何を題材にしていいのかわからない状態でした。
結局は趣味か家族紹介になるんでしょうけど、家族紹介って…テレルし…。
「じゃ趣味だ!」と思っても、私は広く浅く(とはいえ何にも深く入るんですが)趣味を行うので、「ページにするなんて」という恐怖感もありました。
そう、ページを公開するって何か専門的な知識が無いと「まずいんじゃない?」という思いこみがあったんですね。
おそらく自分がコンピュータに携わっていたので、「軽いノリでページを公開する」っていう基本を軽視していたんですね…きっと。
「きちんと作らなきゃ」なんてね。
でも「やるんだったら徹底的に」したいし…。皆に支持されたいし…。
ページで特徴を出せる要素って、圧倒的なデータ量が手っ取り早いんですね。
そんな経緯を経て「何か自分でも納得のいくページができないか」と思うようになったのです。
そんなある日インターネット上で日記のページを見かけ、「こんなんでも良いのね」と感じ、次のページには「取り入れよう」と思いました。
そして当時やり始めたアクアリウムのページが少なく、自分でインターネットを使って「調べられない」ジレンマが重なったのです。
しかし、私もアクアリウムに関して素人。とても人様に教えるなんてできません。
このページは最初から作成する気なんて毛頭無かったのです。
ところが失敗という経験は重要で、それを経て試行錯誤があったりして…。
そして、「これはきっと同じ経験を皆もしているに違いない」と結論に達しました。
しかも、どうやらアクアリウムって最近になってから器具の発達のおかげで「とっつき易く」なったみたいだし…。
でも、日記形式は私の筆不精からいって長続きしないし、そうそう事件が起きるわけも無いのです。
だったら「随筆みたいにしちゃえ」ってわけで現在のページになったのでした。
まさに何のページにするかで悩んでいた後ろに答えが用意されていたのでした。
そして取材へ
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記者の若杉さん 記事の一部
記者の若杉さんには肖像の使用を許可していただき、ありがとうございます(一方、私の肖像で使った写真はこれなのね)。
グッピーは飼っていないんですけど…まぁいいか。
そうそう載った記事は、1998年7月4日の日本経済新聞の土曜版、NIKKEI-Xのコーナーです。
WEB上の記事はhttp://www.nikkei.co.jp/nikkei-x/contents166/contents166.htmlです。
記事の一部引用 ガーデニングの人気が、熱帯魚を飼育する水槽の中まで広まってきた。今までわき役にとどまってきた水草が、魚と並んで主役になりつつあるのだ。
………。
「熱帯魚を飼うより、水草を育てる方が数倍難しいですよ」。山梨県の河口湖近くに住む………。
「気が付くと水槽内のどこかを触っている。手間がかかる趣味ですね」。コンピュータープログラマーとして在宅勤務する………。
…………。
思えば、「そんな海のものとも山のものとも…」と言われてから20年あまり。
時代は変わったんですね。
そうそう、ネット小説を書いてそちらを本にしたんで買ってください。WEB上でも読めるけどきちんと編集されたほうも手にとって見てください。