2005年2月14日 16:30ごろ
富士山を撮影する写真家のイベントの一つにダイヤモンド富士を撮らえる行事が定着してきた。
ダイヤモンド富士とは富士山山頂に太陽が重なる現象で、その輝きがダイヤモンドのようになることから名づけられた。
ダイヤモンド富士に関する有名な行事に春分・秋分の日に七面山からご来光を拝むという習慣がある。七面山は身延山の奥の院である敬慎院において春分・秋分の中日に富士山から昇る朝日の光が山門を通り本殿の御本尊に入るようになっている。この現象を白装束に身を包んだりしながら拝むのが正式な方法でもある。
さて、ダイヤモンド富士の現象であるが、何も春分・秋分に限った話ではない。もちろん、朝日もあれば夕日もある。今回紹介するのは山中湖において見ることのできる夕日のダイヤモンド富士である。山中湖でのダイヤモンド富士の観察は長池地区に始まり平野地区へと移り(上記写真)、パノラマ台付近で終了となる(山中湖で活動する写真家の冨塚晴夫氏談)。
また、朝日のダイヤモンド富士で特別なものが元旦に起こる竜ヶ岳山頂からのダイヤモンド富士である。それ以降、現象の見える場所は南に移動していき、夏至を過ぎるとまた北に移動していく。
当然のことながら富士五湖地方で夕日の現象が見える場所は山中湖周辺のごく短い時期に限られてしまう。
ダイヤモンド富士の相関図
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