先日の南岸低気圧の影響(雨・雪)で遅れていた水かけ菜の摘み取りが始まりました。小山町内では先の台風の被害で生産が出来なくなった農家の方も多く居られますが、高根ふれあい広場近くの田で摘み取りが始まりました。 『水かけ菜』富士山の湧水を利用して、水かけ菜は主にもち米を栽培した田や、休耕田を利用して栽培されます。富士山の湧水が豊富な御殿場市と小山町で生産される水かけ菜(水かけ菜は別名「とう菜」とも呼ばれ、早春のとうの立った茎を1本1本摘み取り収穫します)は癖も無く青々と育ち早春の味がします。『水かけ菜』は稲の収穫後の田に高目の畝を作り、富士山の湧水を流します。湧水は年間を通して(13〜14℃)と温度の変わらない湧水の力によって、霜や雪などの被害が出難いので厳しい冬に水かけ菜を生産できます。厳冬に湧水で育つ水かけ菜、近年は早く1月中旬〜2月中旬のほぼ1か月間が収穫期になります。約30センチ近く伸びたとう(花茎)を1本、1本手摘みします。(とう)は生鮮野菜として販売されます(積み立てをおひたしや炒め物・味噌汁の具にも利用できます)が主に漬け物になります。漬け物は、塩を加えて手で揉み漬込み約一週間近くで美味しく食べられます。軽く塩漬けした漬物はご飯との相性が抜群でしゃきしゃきした食感は絶品です。
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