電子基板をはんだ付けする時にフラックスを使用する。 ヤニ入りはんだというものもあるがフラックスではんだ表面を綺麗にした方が圧倒的に出来上がりは良い。
そのフラックスを作るのだがきっかけは簡単な話だった。 事の起こりは友人の引っ越し。その引っ越し作業の時に出てきたのが画像の塊。 |
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その綺麗な物体を見た時に「琥珀が出た」とちょっと騒いだ。 聞けば爺さんがいろいろ集めていたとのことで信ぴょう性が増した。
でも何か違う。 で、私が持ち帰り調べてみるという話になった。 琥珀にしては柔らかい? 火で焙ってみた。溶けてますます綺麗になった。 「あぁ、そうか松脂(まつやに)か〜……」
松脂がある心当たりを友人に聞くと「爺さんが機織り用の電気モーターを扱っていた」とのこと。 なるほど、謎は解けた。
で、せっかくなのでフラックスを作ることにした。
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松脂がはんだに良いことは知っていたが、フラックスを作る発想はなかった。
松脂がはんだに良い理由: はんだ面の金属が経年で酸化していたりコテの熱で酸化するとはんだを弾くようになる。何度もはんだを乗せようとするとさらに悪化する。フラックスはこの酸化を洗い流し更にヤニのコーティングで酸化を止めるのだ。するとはんだは金属面のみを流れるようになりはんだ付けがきれいにできる。
しかし、市販のフラックスを見ると材料欄に「イソピルアルコール82%」と書いてある。 「な〜んだ」という事で。 |
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手元にある琥珀だと思っていた松脂を細かく砕き、IPA(イソプルアルコール)で溶かす。 濃度は色が濃く付く程度適当。 |
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それを刷毛付き容器に入れて完成。
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作業後ベトベトになったので「こりゃ中国からフラックスのペーストを海外輸入した方がいいや」となった次第です。
#電子機器 #DIY |
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