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■会期=2014年6月21日(土)〜9月15日(日・祝)会期中無休 ■開館時間=9:30−17:00(入館は16:30まで) ■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金 ■主催=河口湖美術館 ■協力=櫛かんざし美術館/ポーラ美術研究所 ■企画協力=アートインプレッション
櫛や簪(かんざし)は人が髪を結い上げるときに使うアクセサリーですが、それは道具としての使い道を備えるとともに優れた手作りの技術と美しい装飾意匠に満ちた見事な工芸品でもあります。
東京青梅市にある櫛かんざし美術館には、京都の舞妓さんで小説「光琳の櫛」(芝木好子)のモデルだった岡崎智予(ちよ)さんという人が集めらた四〇〇〇点に及ぶコレクションが収蔵されています。それには、江戸後期から、明治、大正、昭和のものまでが網羅され、光琳(こうりん)、抱一(ほういつ)、羊遊斎(ようゆうさい)といった高名な作家の手による逸品も含まれています。
素材や技法は、鼈甲(べっこう)、象牙、金属、蒔絵(まきえ)、透かし彫り、螺鈿(らでん)と多岐に及び、意匠も四季の草花や昆虫、人、動物、風景から、ものがたりの場面、はたまた日本地図や幾何学文様(きかがくもんよう)といった時代を反映したものなど、大変バラエティに富むものです。
かつてだれかが所有し、その人のさぞ大切な愛用品だったであろう品々は、一つ一つが実に個性的で、掌にのってしまうようなものながら、日本の工芸の粋を凝縮した芸術品であるといえましょう。
本展は櫛、簪約三〇〇点に加え、むかしの女性の洒落ごころを語る江戸の浮世絵版画や近代の創作版画など約九〇点を併せて展示し、日本人の髪にまつわる美意識をご覧いただきます。
●髪梳ける女 |
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●牡丹桜文様蒔絵櫛 羊遊斎(花押) |
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●鷺文様蒔絵櫛 法橋光琳 印 |
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●梅松月文様蒔絵螺鈿櫛_羊遊斎(花押) |
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●美艶仙女香 |
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●梅花文様漆絵象牙櫛 |
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●楼閣帰帆図銀装ガラス鼈甲櫛 |
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●橘文様透彫鼈甲櫛 |
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