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歌麿、写楽から幕末バラエティーまで |
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■会期=2011年10月29日(土)−12月24日(土) ■休館日=火曜日 ■開館時間=9:30〜17:00ただし入館は16:30まで(11月末まで) 9:30〜16:30ただし入館は16:00まで(12月) ■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金 ●主催=河口湖美術館 ●監修=中右瑛(国際浮世絵学会常任理事) ●企画協力=E.M.I.ネットワーク (展覧会概要) 「浮世絵」という呼び名のもともとの意味をたどると、浮き世、憂き世のことをあらわした絵のことであるといわれています。うつろいゆく世の中や人生の、つかのまのひとときを描いた光景とでもいいましょうか。歴史考証などと硬い話は横に置いといて、浮世絵の作品を見ながら、江戸のひとびとの暮らしが如何様であったかをあれこれと想像するのは楽しいことです。 宿場から宿場へと、歩みきた道中の風景、そこはかとない哀愁と旅情、旅先で出会う人情の機微、洗練された江戸美人の艶姿、歌舞伎の千両役者が大見栄を切る、土俵の英雄、びっくり仰天の妖怪変化、幕末横浜の風情をつたえる港の風景、洒落とユーモア・・・・市井の民ならば旅がしたくても現代のように容易にはかなわず、テレビもインターネットも存在しなかった時代に、ひとびとは、浮世絵の刷り物を手に、行ったことのない遠くの地に思いを馳せ、先端のファッションを知り、あるいは贔屓の役者に胸をときめかせ、またあるいは今でいうSFホラー小説の世界に心を躍らせたことでしょう。 近世の江戸という都市で、狩野派に代表される官御用達の大芸術とは別に、浮世絵が、庶民の情報メディアとして喜ばれ育まれながら、世界に類例のない独特且つ高度な版画芸術として成熟し、また、時を経て、その巧みな画面構成や、輪郭線と平面的色彩による造形表現が、モネ、ゴッホ、ロートレックら、西洋近代絵画の巨匠たちに衝撃を与えたことは有名なエピソードのひとつです。 本展は、歌川広重の旅のシリーズとして名高い当時の大ベストセラー「東海道五拾三次」、同じく広重の「五十三次名所図会」、葛飾北斎の小判「東海道五十三次」を一堂に公開、またそのほかにも、歌麿、写楽、豊国ら浮世絵界の大立者たちが描いた名作傑作怪作あわせて約二百三十点で構成します。 ※かつ飾北斎のかつは、本当は草冠に曷ですが、文字コードに無いので葛飾と表記することで仕方がないと思います。 広重と北斎、両者両様の東海道五十三次を見比べ、また大正時代に各宿場を撮影した写真を対照させて展示します。 ****************************************************************** ◆会場=河口湖美術館 401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170 電話0555-73-2829 ◆アクセス=・富士急行河口湖駅から路線バス「甲府駅行」「大石プチペンション村行」のバス停「河口湖美術館前」下車徒歩約7分 ・河口湖周遊レトロバスのバス停「河口湖美術館」下車すぐ ・中央自動車道河口湖I.C.から約15分 無料駐車場有り ◆連絡先 河口湖美術館 tel 0555-73-2829 fax 0555-76-7879 http://www.fujisan.ne.jp/kgmuse/ kgmuse@tiara.ocn.ne.jp(担当 学芸課 渡辺吉高)
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