富士五湖.TVでもお世話になっている写真家ロッキー田中さんと船井さんが懇意ということで、船井幸雄著イヤシロチの本が話題になったのが2004年の冬だった。その後、2006年の夏頃に「富士山の2合目に金運神社があるらしい」と地元の一部で話題になったが、この時は話題で終わった。
そして2007年(つまり今年)、インターネットで再び話題が盛り上がるにつれ金運神社を訪れる地元以外の人が増え話題が再燃した。地元でも株をやっている人は毎日お参りに行き、斎場をぐるぐる回っているとか成功した人がお賽銭に1万円置いていくとか…とにかく地元でも全国でも話題は尽きないようだ。 |
どうやって行くのか? |
まずは、金運神社の地図を参照していただきたい(本ページ末にもある)。
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国道138号線沿いにある北口浅間神社付近の道を富士山側に登っていく道がある。富士五湖.TVの交通カメラのおいてある交差点(富士吉田浅間神社東ライブカメラ)の交差点だ。この道沿いには富士パインズパークという芝生公園があり、東富士五湖道路を越えて最終点まで行くと中の茶屋という場所に出る。
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直線道路を富士山側に登っていく |

中の茶屋付近の終点 |

ここには中の茶屋という茶屋がある |
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この中の茶屋手前にある左の舗装してある林道(滝沢林道)を進むことになる(滝沢林道の車載カメラによるルートガイドはこちら)。
ここで、車のトリップメーターを「0」にセットするとこの先の林道に迷いが出ない。目指す金運神社はここから8.5Kmである。
この林道は狭い場所があるものの良く整備された林道だ。ただし、11月頃~3月頃までゲートが閉じられ、通行ができなくなる。このため「金運神社にたどり着けない」という俗説も生まれた。途中、富士山の赤富士撮影スポットを抜け、8.5Kmの道のりをひたすら走り続けること15分ぐらいで目的地に到着する。 |

滝沢林道 |

途中の富士山撮影スポット |

林道8.5Km、金運神社付近
左側に看板がある |
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看板付近に車を止める |

林道を徒歩1分程度で到着 |
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看板付近に車を止めても良いが、50mほど通り過ぎた場所に広い駐車スペースがある。ここからも金運神社に行ける林道があるので心配な方は利用すると良いだろう。どちらの入口からも神社までの距離は一緒である。普段はひっそりとした場所だが、土日には昨今の金運ブームで訪れる人も多い。
行ってみればわかるが、現地はひんやりとしており、マイナスイオンもたっぷりありそうだ。事実、この神社の下には富士山の沢が横切っている。
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参拝
参拝前に、本来は神の前に向かう前に心身を清める禊が必要である。現代であれば一般参拝では入浴・シャワー等で身体を清潔にしてから参拝する心がけが望ましい。神社に到着し、鳥居をくぐる際は「軽く一礼(会釈)」するのが望ましい。この時に服装もきちんと整える。次に手水を使う、これは重要な事である。神は「穢れ」を嫌う。従って拍手と祝詞を行なう手口を清める必要がある。ひしゃくで水をすくい左手、右手の順で水をかけ清める。最後に口をすすぐ。この時口が直にひしゃくに触れないよう注意すること。最後にひしゃくを洗う、次の人のための配慮である。ペットボトルに水を持参する人も居る。
参拝の基本的な作法は「二礼二拍手一礼」である。即ち、2回礼をし、2回拍手(かしわで)を打ち、(祝詞を奏上し、)最後にもう一度礼をする。
尚、正式な作法としては、
・鈴鐘を鳴らす。
・神霊に向かって拝礼(神への挨拶・背筋を伸ばし90度礼する)。
・賽銭を奉納する(神様への供物)。
・二礼二拍手一礼(礼はきちんと、拍手は胸の高さで)。
であるとされているが、二礼二拍手一礼と願を共にし、最後の一礼の際に居住地および氏名の名乗りと願い事を陳べるのが一般的となっている。またお礼を述べたい場合はお礼も。
注意事項
・身内に不幸が有った人は、50日間(仏式の49日)を経過するまで、神社参拝は控える必要がある。死穢の観念からである。
・神棚には原則として火を通したものは上げない。イザナミが火の神を産んで死んだからである。(ただし、祭神や地域にもよる。穀類は例外であることが多い。)失火者や放火犯もこれに準じて参拝は控える。
・山の神は血穢を忌まない。
・お札を購入したら表の紙を剥いで中身をさらし、剥いだ紙は燃やす。
(wikipediaより) |
さて、運がよければ宮司に会える。ほぼ毎日出向いているということだが、土日の2時~3時に出向くと一番確率が高い。宮司が居るときはお払いを受けることができ、また、お札やお守りの販売も行っている。ちなみに富士山2合目で買えない場合は、麓の新屋山神社にて購入できる。 |

この日も参拝者がいた |

宮司 |

斎場 |

神の宿る祠 |

即席販売所 |

お守りとお札(300円・700円・1000円) |
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参拝する場所は2箇所あるが、小さな祠前にパワーが一番あるようだ。宮司のお話だと、小さな祠の右前にある木に神様が宿り、表面に出てきているとのこと。
また、参拝者の中には木々の交点にパワーがあるとか奥の斎場にパワーがあるとか言う人がいるそうだが、宮司のお話ではそんなことは無いそうだ。 |

小さな祠右前の木の幹 |

このように剣を持って立っているように見える |
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鳥居上空で奇妙に曲がる木 |

静寂の中パワーを感じる空間 |

山の神は怖い神様 |
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山の神様は怖い神様で、神社敷地内のものを何か持ち帰ると帰る途中で事故を起こすと言われている。特に鳥居上空で聖域に入れないかのような木の枝の曲がり方を見ると不思議な力を感じる。
◆◆◆ 現地車手配(観光付き)・お札購入代行 ◆◆◆
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後日談
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金運神社の取材を行っていると、大きいほうの祠に目が留まった。ふと奉納者を見ると渡辺宣人と書いてある。
渡辺宣人さんは2007年の山梨県の県議選に立候補して一時落選したが、なんと、トップ当選の候補が選挙違反で連座制となり当選したにもかかわらず議員を辞退し、次点の渡辺宣人さんは全国でも珍しい復活当選となった。まさにありえない逆転劇を演じたのだ。
後日、渡辺県議に会い金運神社の奉納のことをお聞きしたところ、確かに20年ほど前、祠を奉納したそうである。しかしその後、一度もお参りしていないとのことなので理由を聞いて見た。
すると、ある不思議な体験を経験したため怖くて富士山奥宮に行けなくなったそうだ。
その不思議な体験とは、
奉納の儀式の最中、5本のロウソクに火が灯されたそうだが、神主の祝詞の段になるとロウソクの炎が風も無いのに次々と消え、消えたと思ったロウソクに再び火がつくといった現象が5本のロウソク全てに絶え間なく続いたそうである。一緒に見ていた参列者とともに不思議な現象が実際に起こったため儀式どころではなかったようである。
その話をしている時の県議の言葉が今でも忘れられません「ありゃ~おりゃ~怖かったよう~」。
それでも「自分が奉納した祠に復活当選のお礼に行かないことは良くない」という周囲の意見で20年ぶりに現地へ足を運んだ。現在、山神社の奥宮が金運神社として全国に脚光を浴びているという事実を知り、渡辺県議本人は驚いていたが、しばらくぶりの訪問に感慨深げだった。
なお、この日のお参りには酒の奉納を行い、塩をまき、角々には盛り塩を行って参拝した。 |

20年ぶりに奉納した祠を見る渡辺宣人県議 |

粛々と当選の御礼 |

不思議な縁を感じた一日 |
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