忍野八海
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忍野八海は干上がった湖の成れの果て
忍野八海周辺図
国指定天然記念物 指定年月日 昭和9年5月1日
忍野八海は、富士山からの伏流水に水源を発するといわれる八つの湧水池(湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池)から構成されている。 現在の八海は、それぞれ湧水量は異なって、ほとんど沼地化したところもあって八つの池が全部昔の面影をとどめていない。 また、八海から湧出した水は、桂川の最上流の水源地として遠くは相模湖まで通じ、京浜地方の大切な給水源として大きな役割を果たしている。 なお、忍野八海の湧水は、富士山の高地に降った雪や雨が、古いものは、20年以上の時間をかけ、地下水としてロ過されてきたものであり、池の水はいつも澄んでいる。他の富士五湖の湖底からも湧水が確認されているが、忍野八海の池はまさに湖底の噴出口が表面に出てきたものである。 昭和60年には、水質や水量、保全状況や景観に優れ、古くから地域住民に親しまれているということで、環境庁より全国名水百選に選定。 通常の観光コースは集中している7つの池を巡り、離れている出口池はコースから外れている。また、底抜池は榛の木敷地内(有料)にある。なお、榛の木敷地内の大きな池と水車そばの売店に接している円形の深い池は人口の池である。 1987年には湧池にてテレビ朝日系番組取材で潜水したダイバー2人が死亡している。
動画でご案内
底抜池
はんのき資料館(有料)内に入らなければ見ることができない。
出口池
出口池の丘の上に出口稲荷社が建っています。
参考文献: 各池の紹介は忍野村史(田中収編著)より引用 各池のデータは現地立看板(忍野村)より引用
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