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和田信也部長
本物語の狂言回しである。
中学の頃、「ラジオの製作」でコンピュータに興味を持ち、雑誌投稿プログラムも幾つか寄稿。
プログラムには絶対の自信があり、酒好きでもある。
自ら、歌って踊れるプログラマーを目指しており、実力で部長に収まる。
社内でも、上にものが言える数少ない社員でもあり、野心家。
後に木藤専務と共に別会社の役員を経て、隠岐会長排斥の行動に出る。湯川祐次課長
和田部長の後輩で、課長ながら営業部を実質取り仕切る若手。
関西出身で関西弁で営業をこなす。
酒と女が好きで、和田部長と共に会社と常に戦う運命共同体である。
様々な経験を経て、現在は和田と会社を共同設立。
本物語の順狂言回しも演じる。曽根昭社長
株式会社イースト・ソフトの代表取締役。
普段は温厚で臆病だが、酒を飲むと自信過剰のわがままな性格に早変わり。
かつては構造設計のプログラムをしていたが、性格が災いして退社。その後会社設立。
決断は早いが、優柔不断で結局実行できない。
隠岐に会社のため、個人借金を押し付けられる。
最後には和田と湯川の信任を失い裁判になり、会社も解散する。木藤浩次専務
株式会社イースト・ソフトの専務。
外見は若いが、40代のおじさん。酒好きでお調子者。
POSシステムの経験から曽根社長と知り合い、株式会社イースト・ソフトを設立。
優柔不断で自ら決断できない性格で、強いものには巻かれるタイプ。
そのため、隠岐に個人借金を押し付けられる(それでも流されるだけ)。
和田と湯川の会社追及の動きが高まると、失踪する。隠岐敬一郎会長
アメリカでM&A専門の会社に在籍した後、帰国。株式会社センチュリーを設立。
株式会社イースト・ソフトの販売代理店を経た後、株式取得で会長になる。
酒を飲むのが好きで、常に酒臭い。相手を恫喝するテクニックがあるが、実は気が弱い。
しかし、M&Aの巧妙な手口は素人を騙すには十分である。
曽根と木藤から吸い上げた金は現在も使用用途不明。
木藤、和田、湯川を丸め込もうと、彼らと新会社クリエイトを設立。
結局、和田と湯川の計略でイーストを失い、新会社も休眠状態に追いやられる。
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