第七章の登場人物


株式会社センチュリー・グループ 1997年後半頃

組織図(役員職や業務は複雑に重複している)
木藤社長(クリエイト代表・失踪中)
営業所員1名
隠岐会長(センチュリー)− 加藤課長−−−− 出向チーム5名

松本会計士

三谷弁護士

曽根社長(イースト代表)−−−−− 大谷部長−−−− −−−−−−−− パソコン受託チーム3名
本木部長待遇
有馬経理部長 事務員・アルバイト

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湯川祐次

湯川祐次 29歳

本章を担当する狂言回し的存在。
関西出身のイースト営業部。
和田の1年後輩だが、酒と女も和田以上に好き。
最初プログラマーとして入社したが、和田の開発したソフトを契機に営業に回る。
和田とともに行動を起こし、その後、運命を共同する。
本書にて、和田とともに未払い給与と退職金の訴訟をおこす。

和田信也

和田信也 32歳

23のとき、地方に会社を設立する野望を持って株式会社イーストに入社し、5年目にして地方に営業所設立を果たす。
その後、イーストは凋落の一途を辿り、隠岐会長という人物を呼び込んだ。
結果、イースト建て直しを残念し、新会社クリエイト専務になるが、新会社も隠岐の計略だと知り、クリエイトとイーストから離れる。
本書にて、湯川とともに未払い給与と退職金の訴訟をおこす。

隠岐敬一郎 センチュリー会長

隠岐敬一郎会長 59歳

Drawingの販売代理店の一つ、株式会社センチュリー会長(イースト取締役兼任)。
イースト奪取後、センチュリーグループと称し会長職になる。
イーストに数々の改革を施し、救済するかに見えるが、売上を搾取し続け、その後、木藤専務を巧みに使いクリエイト設立。
しかし、クリエイトは和田と湯川の反乱で凍結、イーストは訴訟騒ぎで形式的に撤退。
不気味に次の手を思案中。

曽根昭 イースト社長

曽根昭社長 55歳

水上、木藤達と共に株式会社イーストを設立。
出向による収入で細々と会社を維持してきたが、和田の開発したソフトで波に乗る。
しかし、赤字体質で隠岐会長にイーストを巧妙に取られてしまう。
ただひたすら、会社を無くしたくない思いで毎日を送るが、隠岐に反抗。
その結果、イーストは行き詰まってしまった。

大谷圭吾 イースト技術部部長

大谷圭吾開発部部長 31歳

和田が地方に戻る時に和田に誘われ他のソフト会社からイーストに入社。
仕事をきちんとこなす能力があり、やがて長井部長に取って代わる。
しかしイーストは既に没落の道を歩んでおり、結局イーストと運命を共にする。
和田が彼の人生を変えてしまった。

有馬敏夫 イースト経理担当部長

有馬敏夫経理部長 45歳

イースト経理部部長で、イーストが赤字体質になってから胃の痛い経験をする。
しかし、彼は隠岐からも曽根からも要望があると仕事をこなしていたが、その時の強いほうになびいていた。
社員からは一見すると良き理解者のようだが、単に会社に踊らされているだけの存在。
後半は隠岐の言うがままに行動していた。

池田幸一弁護士

池田幸一弁護士

吉田専務の紹介で曽根社長の弁護士になった人物。
能力があまり高くない弁護士で何の役にも立たたず、隠岐会長に口で敗北する。
後年、和田と湯川が裁判で争うようになるが敗北する。
結果とすれば曽根社長が事実を彼に伝えていないため「しどろもどろ」のパターンになるのだ。

白須さん

白須肇

クリエイトにアルバイトにきていた白須順子の父。
銀座で開業医をしていて、鈴木建設に深いコネがある。
和田と湯川の良き相談者。

高峰さん

高峰龍梅

白須さんの友人で、幕末に有名な人物の孫。
鎌倉に広大な保養施設があり、各省庁にも顔が利く大人物。
なりゆきから和田と湯川の良き相談者になっていく。

大竹女史(労働基準監督署)

大竹女史

イーストの問題にうんざりする労働基準監督署の担当者。

高田弁護士

高田弁護士

丸ノ内に事務所を構える、和田と湯川の担当腕利き弁護士。

大畑社長

大畑社長

和田と湯川が設立した新会社の社長に就任してくれた。


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