第四章の登場人物


株式会社センチュリー・グループ 1994年〜1995年頃

組織図(実際業務は内部で重複している)
隠岐会長(センチュリー) −−−−−− −−−−−−−−−−− 山田営業主任− 小泉紀子(事務)
大谷開発部課長 パソコン受託チーム3名
東海林相談役 曽根社長(イースト)−−− 木藤専務−−− 長井開発部部長−−−− 市原開発部課長 パソコン受託チーム3名
木藤専務(営業部兼任)− 湯川営業部課長 営業担当3名
徳田課長−−−− パソコン受託チーム1名
和田信也所長−−−−− 中野英治課長−− 営業所員3名
吉田専務−−− 吉田技術部部長兼任−− 飯塚課長−−−− 汎用機受託チーム4名
遠藤課長−−−− 汎用機受託チーム4名
加藤課長−−−− 出向チーム4名
−−−−−−− 本木部長待遇
−−−−−−− 有馬経理部長 アルバイト数名
−−−−−− 紀和子社長(ニュートラル)
東海林社長(スワンズ)

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和田信也部長 イースト社員

和田信也所長 30歳

本物語の狂言回し的存在。
23のとき、地方に会社を設立する野望を持って株式会社イーストに入社し5年目にして地方に営業所設立を果たす。
イーストが隠岐会長の手に落ちるとイースト立て直しの為に良く東京に呼び出されるようになる。
また、長井部長の手に渡っていたDrawingのメンテナンスと新Drawingの開発を要求される。
隠岐会長の能力主義に共感するが、その後、彼の陰謀を知るに至って離別を考えるようになってくる。

湯川祐次 イースト営業

湯川祐次課長 27歳

関西出身のイースト営業部。
和田の1年後輩だが、酒と女も和田以上に好き。
最初プログラマーとして入社したが、和田の開発したソフトを契機に営業に回る。
しかし、営業が彼の天性らしく、以後ずっと営業部に在籍。
実質、営業部を取り仕切る会社も一目置く存在だ。

隠岐敬一郎 センチュリー会長

隠岐敬一郎会長 57歳

Drawingの販売代理店の一つ、株式会社センチュリー会長(イースト取締役兼任)。
イーストに良く出入りする傍ら、酒が好きなのでプライベートでも社長や専務等と良く飲みに行く。
和田と湯川もDrawingの関係でたびたび酒の席に同席し懇意になっていく。
イースト奪取後、センチュリーグループと称し会長職になる。
イーストに数々の改革を施し、救済するかに見えるが、売上を搾取し続ける。

曽根昭 イースト社長

曽根昭社長 53歳

水上、木藤達と共に株式会社イーストを設立。
出向による収入で細々と会社を維持してきたが、和田の開発したソフトで波に乗る。
しかし、赤字体質で隠岐会長にイーストを巧妙に取られてしまう。
イーストの社長だが権限は無く、ただ隠岐の為に借金を重ねるようになる。
ただひたすら、会社を無くしたくない思いで毎日を送る。

木藤浩次 イースト専務

木藤浩次専務 46歳

曽根社長と居酒屋で知り合い、イースト設立。
和田と湯川の実質的な上司。
口がうまいだけが取り柄で世を渡っていくタイプ。
和田と湯川の言い分を良く聞く機会を設けるが、実行することが出来ない。
いいかげんな行動から曽根社長に隠岐の提案を受け入れるように進言。
隠岐会長と曽根会長の間を行ったり来りのカメレオンになる。

吉田賢治 イースト専務

吉田賢治専務 35歳

イーストの中堅社員。
曽根社長に居酒屋で拾われた経歴を持つ技術者。
和田、湯川とも良く飲みに行く気さくな先輩社員。
水上部長が退社した後、技術部を受け継ぐが、隠岐会長と衝突し退社。

長井伸之 イースト開発部部長

長井伸之開発部部長 35歳

和田より2年遅れて入社したが、年齢が上のため入社した瞬間に課長となった。
和田の開発したソフトを引き継ぎ、製品チームのリーダーになる。
しかし、プログラムに関する技術も経験も無いため後輩の指導が出来ない。
無能な社員として解雇される。

徳田斉昭 イースト開発部課長

徳田斉昭課長 29歳

中途採用で入社、以前はCOBOLプログラム経験あり。
和田と共にDrawing Ver.2を開発。
筋の通らないことが大嫌いで、絶対に譲らない性格。
優柔不断な経営者を常に戒め、自らも律しているため経営者も文句を言えない。
理想を追いすぎる余り、システムが硬直するのが難点だが技術は一流。

大谷圭吾 イースト技術部課長

大谷圭吾開発部部長 29歳

和田が地方に戻る時に和田に誘われ他のソフト会社からイーストに入社。
仕事をきちんとこなす能力があり、やがて長井部長に取って代わる。
しかしイーストは既に没落の道を歩んでおり、結局イーストと運命を共にする。
和田が彼の人生を変えてしまった。

隠岐紀和子 ニュートラル社長(隠岐婦人)

隠岐紀和子社長 49歳

隠岐敬一郎婦人で、株式会社ニュートラル社長(イースト取締役兼任)。
某お嬢様学校の卒業生で、各国に知人を持つ。
隠岐会長の浮気癖に時々切れて、娘に異常な愛情を注ぐ。
唯一隠岐会長の頭の上がらない人物。

東海林厳一 スワンズ社長

東海林厳一社長 62歳

最初、隠岐と共にイースト乗っ取りの首謀者として乗り込んできたスワンズ設計の社長。
彼は怖いお兄さんの使命も同時に受けており、隠岐の情報をイーストの社員に流し、隠岐との対立を促す。
計画は失敗し、そうとう隠岐に恨まれる。その最中、突然の急死。

三島真一 イースト社長

三島真一社長

隠岐会長が某宗教団体から連れてきた人物でイースト・ソフトの共同代表になる。
会長には従順で命令通りに何でも行動する。見かけは優しそうだが結構危ない。
イースト崩壊と共に隠岐に捨てられ、個人借金だけが残る。

池田幸一弁護士

池田幸一弁護士

吉田専務の紹介で曽根社長の弁護士になった人物。
能力があまり高くない弁護士で何の役にも立たたず、隠岐会長に口で敗北する。
後年、和田と湯川が裁判で争うようになるが敗北する。
結果とすれば曽根社長が事実を彼に伝えていないため「しどろもどろ」のパターンになるのだ。

木洋一 鈴木建設部長

高木洋一部長

日本五指に入るほどの大手ゼネコン会社(鈴木建設)の計算機部部長。
部長ながら、イースト・ソフトの社長よりは格が上。CADソフトの受注を通して懇意になる。
イースト復活のために資金提供の尽力をするが隠岐会長にその資金を吸収される。

神田事務所

地方営業所

和田信也 事務所


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