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和田信也所長 29歳
本物語の狂言回し的存在。
23のとき、地方に会社を設立する野望を持って株式会社イーストに入社し5年目にして地方に営業所設立を果たす。
本章においては地方に戻り仕事をこなしていた為、東京本社の事情を良く知らない。
従って湯川に狂言回しを一時任せる。
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湯川祐次課長 26歳
関西出身のイースト社員で本章の狂言回しも演じる。
和田の1年後輩だが、酒と女も和田以上に好き。
最初プログラマーとして入社したが、和田の開発したソフトを契機に営業に回る。
しかし、営業が彼の天性らしく、以後ずっと営業部に在籍。
実質、営業部を取り仕切る会社も一目置く存在だ。 |
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曽根昭社長 52歳
水上、木藤達と共に株式会社イーストを設立。
出向による収入で細々と会社を維持してきたが、和田の開発したソフトで波に乗る。
しかし、わがままだけど気の弱い性格のため社内改革を断行できない。
結局、性格が災いしてイーストは赤字体質へ変わっていく。
只唯一木藤の言う事には耳を傾けることがある。 |
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木藤浩次専務 45歳
曽根社長と居酒屋で知り合い、イースト設立。
和田と湯川の実質的な上司。
口がうまいだけが取り柄で世を渡っていくタイプ。
和田と湯川の言い分を良く聞く機会を設けるが、実行することが出来ない。
一方では曽根社長を操れる唯一の人物。
人当たりが良いので人に好かれるが、約束を守れず信を失う事が多い。 |
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長井伸之部長 34歳
和田より2年遅れて入社したが、年齢が上のため入社した瞬間に課長となった。
和田の開発したソフトを引き継ぎ、製品チームのリーダーになる。
しかし、プログラムに関する技術も経験も無いため後輩の指導が出来ない。
そのため、チームの技術力が落ち、Drawingも遅れたソフトになる。
イーストを赤字体質に追いこんだ陰の主役でもある。 |
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市原一郎主任 29歳
中途採用で入社、土木科卒業の触れ込みだが知識は無い。
和田と共にDrawing Ver.2を開発。
生真面目だけど技術力が無いので仕事のスピードが遅い。
しかし、テーマを与えると遅いながら何とか仕上げることは出来る。
後にDrawingの技術面のリーダーになる。 |
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大谷圭吾課長 28歳
和田が地方に戻る時に和田に誘われ他のソフト会社からイーストに入社。
仕事をきちんとこなす能力があり、やがて長井部長に取って代わる。
しかしイーストは既に没落の道を歩んでおり、結局イーストと運命を共にする。
和田が彼の人生を変えてしまった。 |
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有馬敏夫経理部長 42歳
イースト経理部部長で、イーストが赤字体質になってから胃の痛い経験をする。
しかし、彼は隠岐からも曽根からも要望があると仕事をこなしていたが、その時の強いほうになびいていた。
社員からは一見すると良き理解者のようだが、単に会社に踊らされているだけの存在。
後半は隠岐の言うがままに行動していた。 |
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隠岐敬一郎社長 56歳
Drawingの販売代理店の一つ、株式会社センチュリー社長。
イーストに良く出入りする傍ら、酒が好きなのでプライベートでも社長や専務等と良く飲みに行く。
和田と湯川もDrawingの関係でたびたび酒の席に同席し懇意になっていく。
しかし、センチュリーは「Drawing」の代金を良く滞納し、曽根社長に金を振り込めと言われていた。
後に立場が逆転し、イーストは彼の手中に落ちていく。 |
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南山修社長 58歳
証券疑惑を起こした大手グループ会社の取締役で、起訴を逃れるため別会社(データ・トップ)を設立。
結構、顔が広く人脈も豊富だが、その会社を通して隠岐に弱み(借金)を握られている。
そのため後に隠岐とともにイーストに介入してくる。
(後日その大手グループ会社は社長以下数名が起訴され、国会の証人喚問にもでた。)
結局、中堅電機メーカーに取締役として転り込んだが、隠岐からは逃げられずにいる。 |
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東海林厳一社長 61歳
最初、隠岐と共にイースト乗っ取りの首謀者として乗り込んできたスワンズ設計の社長。
彼は怖いお兄さんの使命も同時に受けており、隠岐の情報をイーストの社員に流し、隠岐との対立を促す。
計画は失敗し、そうとう隠岐に恨まれる。その最中、突然の急死。 |
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中野英治営業所課長 36歳
他のソフト会社に長くいてイーストに入社。
和田より7歳年上だが、仕事は全くできず、和田の悩みの種となる。
イーストの全社員がさじを投げてしまった無能の人。
和田と同じ故郷に帰ってからも独身で兄夫婦と同居。
叱られるときは自ら正座して説教を聞くと言う変わった面もあるが実は聞いていない。
最後に、私がいたんじゃイーストのためにならないと言い残し退社。 |