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和田信也課長 28歳
本物語の狂言回し的存在。
中学の頃、「ラジオの製作」に載っていたボードマイコンに興味を持つ。
コンピュータ雑誌にプログラムを寄稿する青年期を経て高卒後、地方から東京に行く。
23のとき、地方に会社を設立する野望を持って株式会社イーストに入社。
偶然から会社の命運を分けるプロジェクトに参加し、頭角を表す。
社長も一目置く扱いの厄介な存在だ。 |
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曽根昭社長 51歳
水上、木藤達と共に株式会社イーストを設立。
出向による収入で細々と会社を維持してきたが、和田の開発したソフトで波に乗る。
しかし、わがままだけど気の弱い性格のため社内改革を断行できない。
只唯一木藤の言う事には耳を傾けることがある。
48歳のとき見合いサークルを通して結婚。 |
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木藤浩次専務 44歳
曽根社長と居酒屋で知り合い、イースト設立。
和田と湯川の実質的な上司。
口がうまいだけが取り柄で世を渡っていくタイプ。
和田と湯川の言い分を良く聞く機会を設けるが、実行することが出来ない。
一方では曽根社長を操れる唯一の人物。
人当たりが良いので人に好かれるが、約束を守れず信を失う事が多い。 |
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水上順技術部長(役員待遇) 44歳
曽根社長と構造解析の会社に在籍していたが、曽根の退社と共に自身も退社。
株式会社イーストを共同で設立するが、経営に興味が無い根っからの技術屋。
CAD系のプログラムでは有名で、特にインターグラフに強い。
無口で無愛想。部下にも人気が無い。
しかし、仕事を遅らせることの無い巧みな見積もりが出来る。
社員から煙たがれ退社する。 |
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湯川祐次主任 25歳
関西出身のイースト社員。
和田の1年後輩だが、酒と女も和田以上に好き。
カラオケは抜群にうまく、どの店でもリクエストの要請がかかる。
最初プログラマーとして入社したが、和田の開発したソフトを契機に営業に回る。
しかし、営業が彼の天性らしく、以後ずっと営業部に在籍。
実質、営業部を取り仕切る会社も一目置く存在だ。 |
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吉田賢治技術部部長 33歳
イーストの中堅社員。
曽根社長に居酒屋で拾われた経歴を持つ技術者。
時々、長期無断欠勤を行い行方不明になる病気が出る。
和田、湯川とも良く飲みに行く気さくな先輩社員。
曽根社長には恩義があり、一生付いていくが口癖。
水上部長が退社した後、技術部を受け継ぐ。 |
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長井伸之開発部部長 33歳
和田より2年遅れて入社したが、年齢が上のため入社した瞬間に課長となった。
和田の開発したソフトを引き継ぎ、製品チームのリーダーになる。
しかし、プログラムに関する技術も経験も無いため後輩の指導が出来ない。
そのため、チームの技術力が落ち、Drawingも遅れたソフトになる。
本人は何とかしようとするのだが、如何せんセンスが無いため開き直る。 |
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徳田斉昭主任 27歳
中途採用で入社、以前はCOBOLプログラム経験あり。
和田と共にDrawing Ver.2を開発。
筋の通らないことが大嫌いで、絶対に譲らない性格。
優柔不断な経営者を常に戒め、自らも律しているため経営者も文句を言えない。
理想を追いすぎる余り、システムが硬直するのが難点だが技術は一流。 |
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市原一郎主任 28歳
中途採用で入社、土木科卒業の触れ込みだが知識は無い。
和田と共にDrawing Ver.2を開発。
生真面目だけど技術力が無いので仕事のスピードが遅い。
しかし、テーマを与えると遅いながら何とか仕上げることは出来る。
後にDrawingの技術面のリーダーになる。 |
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佐伯慶子 26歳
Drawingのショーを行うたびに呼ばれるようになったコンパニオン。
普段は某地方FM局のパーソナリティーで、番組を持っている。
その後、イーストに純正社員として入社、その傍らDJもこなす。
声は大変美しく、行動的でもある。 |