個人的なアニメのベストは、初めてアニメって凄いと思った「宇宙戦艦ヤマト」を別格に、AKIRA、ガンダム、エヴァ、カリオストロ、などなどが2番手にあった。劇場で見た映画は、やはりヤマトを筆頭にAKIRA、クラッシャーJOE、攻殻機動隊なんかだったが、最近ベスト2に食い込んだアニメがある。 それは「この世界の片隅に(2016年)」。この年は映画の当たり年で何本の映画をイオンに見に行ったことか……。日本映画で言うと、シン・ゴジラ、君の名はなんかだ。そして、確か「君の名は」を見に行った時にポスターで「この世界の片隅に」をやることを知った。
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この原作者の「こうの史代」さんの描く漫画は個人的に気に入って持っていたので「え?アニメ化されたの?」と思い見ることにしたのだが「完全に打ちのめされた」。余談だが、こうの史代さんの漫画を知ったきっかけは古事記関連の本を集めているときに漫画版があると知ったからだ。「ぼおるぺん古事記 天の巻・地の巻・海の巻」(2012年)。原作の「この世界の片隅に」は2008年らしいので後になって知ったことになる。そしてその後、彼女の漫画を集めることになった。
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さて、映画の「この世界の片隅に」は思いっきり原作通りで声優の「(あまちゃんの)のん」もGood。ただし、原作から省く部分は大胆に省かれている。内容は一言で言い表せないので各自ネット検索をしてほしい。とにかく、映画を見終わったら周りはしばし沈黙し、所々拍手も起こった。もちろん、私も敬意を表し拍手した。そして、そのあと各所で感動の嵐というか、なんだかカオス状態になった。私も初めての経験だった。そんな場に流されたわけではなく、不思議な感覚になる映画だった。見終えて街に出たら見る景色が変わって見えた。そして、幼いころ親せきのばあさんやなんやらに聞いた話なんかを鮮明に思い出した。特に母は本当はどうだったんだか分からないが、子供時分に吉田空襲の際に機銃で狙われた話を良くしていた。
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私はこのアニメを人に勧めてきたが、絵柄なのかCM不足なのか分からないけど受けは良くなく、見てくれるに至らなかった(見なきゃ分からんのよ)。で、今なぜ記しているかというと、8月3日(土)午後9時〜午後11時にNHKで放送するということで告知です。 とにかく、お勧めです! http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=5463 |
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