せっかくの金環日食なのだから、天気予報が雨だろうが曇りだろうが富士山込みで金環日食が撮れるベストなポジションを数週間にわたって視察・ロケハンした。 当日の朝霧高原の大きな通り沿いには人がたくさん。何故なら富士山と金環日食が同時に観察できる場所は非常に限られた場所に限定される。少なくともこの人たちは富士山と太陽の軌跡をシミュレーション済みですね。 こちらはポイントのロケハン済みだから少しだけ余裕。駐車スペースから富士山の位置、金環食の場所、すべてOK。あとは晴れるだけ…。
下段の中川さんの写真見たら、当日少し離れた場所にいたのは中川さんでしたか。気が付きませんでした。あの場所は人も来なくて静かに日食を堪能できましたね。 |
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さて、天気が今一で計画通りいかなかったことが悔やまれますが、晴れ間が出て来てくれただけでも良しとしなければ。
まず普通にNDフィルター(ND400)で金環食。 |
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NDフィルターを2枚重ね(ND400+ND2~400)して太陽モード。 |
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日食の3日前(18日15:50)に同じ場所、同じレンズ(18mm→27mm相当)で予備撮影しておいた晴天時の富士に日食分割画像(当日インターバル撮影)を多重露光。 画像が飛び飛びなのは途中で太陽が雲の中に隠れてしまいデータが無いのです。数週間の成果がこれです。時間差にして3日。金環食と富士山の資料データとして十分使えるかな?
下から、6:41 6:47 6:51 6:55 7:01 7:15 7:19 7:23 7:27 7:31 |
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日食当日(21日05:36)の富士山画像に日食データを多重露光。 ほら、中川さんと同じ場所です。まさに地元しか知り得ない穴場です。 資料として座標を記しておきます。 138.59992146492004、35.366235712748804 |
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カメラ数台を使用しての撮影となりましたが、結果はこれで精一杯でした。 最後に曇天でしたので、フィルターを使用しない生の富士山と日食画像です。露出はこれでいっぱいいっぱいでした。大きな画像でしか分かりません。 |
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反省点 カメラの電池を気にしてインターバルの間隔を2分に設定してしまった(金環時30秒)。曇天一発勝負なので、もっと間隔を短くして太陽の写っている場面を増やすか手動でも良かった。また、金環が過ぎたあと、もう太陽が出ないと思い撮影を切り上げてしまった(実際はかなり太陽がその後出てきた)。当初の計画通り、太陽が元に戻るまで撮影を続け、シミュレーション通り縦構図いっぱいに太陽の軌跡を残せばよかった。
あとは後世の人に任せます。 |
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#科学 #考察 #写真  |
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