googleの生成AIのBardがGeminiになった。その実力を見るために何かプログラムを作って確かめてみた。 気象庁では定期的にXMLフォーマット形式の電文を配信している。 このXMLファイルを定期的に自動で読み込めばHP上に天気予報を表示できるので実際にGoogleGeminiを使用してプログラムしてみた。 以下に表示に至るまでの方法をステップごとに備忘録として記録する。 ===========
ステップ1. 気象庁のXMLフォーマット形式の電文を定期的に取り込む。 サーバーのcrontabで定期的にXMLファイルを取り込むよう設定。 気象庁のファイルは「https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular_l.xml 」にある。 読み込む方法はfreeBSDならfetchコマンドで取り込む。 fetch -mp -o /自分のサーバーのパス/weatherJapan.rdf https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular_l.xml 以上で、自身のサーバー内にweatherJapan.rdfファイルとして取り込み完了。 ---------------
ステップ2. 取り込んだデータから「山梨県の最新データ」を取り込む。 「ステップ1」で取り込んだ気象庁のデータは全国の気象データのindexのようなものなので、そこから山梨県の最新気象データを抽出する。 具体的には、indexに並んでいるデータ群(過去データもある)から目的のデータを見つける。 山梨県の気象予報なら、甲府気象台の「https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/data/ データの日付_0_VPFD51_190000.xml」となる。 データは過去のアーカイブを含むので最新のデータ、つまりリストの先頭のindexを引く。 indexの引き方はunixのshellScriptで自動化する。 生成AIで、「VPFD51_190000を含むリストの先頭の文字を取り出すshellScriptを書け」と命令。 weatherF=$(grep -Eo 'https:\/\/www\.data\.jma\.go\.jp\/developer\/xml\/data\/(.*)VPFD51_190000\.xml' /自分のサーバーのパス/weatherJapan.rdf | awk -F/ '{print $NF}' | head -1) 上記の回答を得る。 次は変数weatherFを使用して山梨県のXMLデータをfetchで読み込む。 fetch -mp -o /自分のサーバーのパス/weatherYamanashi.rdf https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/data/" ${weatherF}" 以上で、自身のサーバー内にweatherYamanashi.rdfファイルとして取り込み完了。 <Gemini最初の指令>https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular_l.xml にあるXMLファイルからhttps://www.data.jma.go.jp/developer/xml/data/ *****_VPFD51_190000.xml の部分を抽出し、抽出した先頭のみを表示するシェルを書け。 ただし、「*****」は任意の文字列。 解答→正規表現とgrepのパターンを提示してきた。正規表現はエラーになったのでgrepを使用し改良して使用。 ---------------
ステップ3. 「ステップ1」と「ステップ2」をcrontabで定期的に実行するようサーバーに記述する。 <weatherYamanashi.rdfファイルの中身例> 前段あり〜 <DateTime>2024-02-13T17:00:00+09:00</DateTime> <Duration>PT7H</Duration> <Name>今夜</Name> </TimeDefine> <TimeDefine timeId="2"> <DateTime>2024-02-14T00:00:00+09:00</DateTime> <Duration>P1D</Duration> <Name>明日</Name> </TimeDefine> <TimeDefine timeId="3"> <DateTime>2024-02-15T00:00:00+09:00</DateTime> <Duration>P1D</Duration> <Name>明後日</Name> </TimeDefine> </TimeDefines> <Item> <Kind> <Property> <Type>天気</Type> <DetailForecast> <WeatherForecastPart refID="1"> <Sentence>晴れ</Sentence> <Base> <jmx_eb:Weather type="天気">晴れ</jmx_eb:Weather> </Base> </WeatherForecastPart> <WeatherForecastPart refID="2"> <Sentence>晴れ 昼過ぎ から くもり</Sentence> <Base> <jmx_eb:Weather type="天気">晴れ</jmx_eb:Weather> </Base> <Becoming> <TimeModifier>昼過ぎ から</TimeModifier> <jmx_eb:Weather type="天気">くもり</jmx_eb:Weather> </Becoming> </WeatherForecastPart> <WeatherForecastPart refID="3"> <Sentence>くもり 後 一時 雨</Sentence> <Base> <jmx_eb:Weather type="天気">くもり</jmx_eb:Weather> </Base> <Temporary> <TimeModifier>後 一時</TimeModifier> <jmx_eb:Weather type="天気">雨</jmx_eb:Weather> </Temporary> </WeatherForecastPart> </DetailForecast> <WeatherPart> <jmx_eb:Weather refID="1" type="天気">晴れ</jmx_eb:Weather> <jmx_eb:Weather refID="2" type="天気">晴れ後くもり</jmx_eb:Weather> <jmx_eb:Weather refID="3" type="天気">くもり後一時雨</jmx_eb:Weather> </WeatherPart> <WeatherCodePart> <jmx_eb:WeatherCode refID="1" type="天気予報用テロップ番号">100</jmx_eb:WeatherCode> <jmx_eb:WeatherCode refID="2" type="天気予報用テロップ番号">111</jmx_eb:WeatherCode> <jmx_eb:WeatherCode refID="3" type="天気予報用テロップ番号">212</jmx_eb:WeatherCode> </WeatherCodePart> </Property> </Kind> <Kind> <Property> <Type>風</Type> 〜以下続く ---------------
ステップ4. 定期的に取り込んだ山梨県の天気予報データ(weatherYamanashi.rdf)を解析する。 解析にはperlプログラムを使用する。 必要な部分のみperlの正規表現を使用してプログラムしようとしたが、今回は「XML::Simple;」を使用することにした。 use File::Slurp; use XML::Simple; use Data::Dumper; my $xml = read_file("weatherYamanashi.rdf"); #ファイルの読み my $parser = XML::Simple->new(); #XML::Simple使用準備 my $parser_data = $parser->XMLin( $xml); #取り込み print Dumper($parser_data); #結果表示 〜取り込まれたデータ例 $VAR1 = { 'xmlns' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/ ', 'xmlns:jmx' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/ ', 'Control' => { 'DateTime' => '2024-02-11T01:34:15Z', 'Status' => "\x{901a}\x{5e38}", 'PublishingOffice' => "\x{7532}\x{5e9c}\x{5730}\x{65b9}\x{6c17}\x{8c61}\x{53f0}", 'EditorialOffice' => "\x{7532}\x{5e9c}\x{5730}\x{65b9}\x{6c17}\x{8c61}\x{53f0}", 'Title' => "\x{5e9c}\x{770c}\x{5929}\x{6c17}\x{4e88}\x{5831}\x{ff08}\x{ff32}\x{ff11}\x{ff09}" }, 'Head' => { 'xmlns' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/informationBasis1/ ', 'TargetDateTime' => '2024-02-11T11:00:00+09:00', 'Headline' => { 'Text' => {} }, 'InfoKind' => "\x{5e9c}\x{770c}\x{5929}\x{6c17}\x{4e88}\x{5831}", 'TargetDuration' => 'P2DT13H', 'EventID' => {}, 'Serial' => {}, 'Title' => "\x{5c71}\x{68a8}\x{770c}\x{5e9c}\x{770c}\x{5929}\x{6c17}\x{4e88}\x{5831}", 'InfoType' => "\x{767a}\x{8868}", 'InfoKindVersion' => '1.0_1', 'ReportDateTime' => '2024-02-11T11:00:00+09:00' }, 'xmlns:jmx_add' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/addition1/ ', 'Body' => { 'xmlns' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/body/meteorology1/ ', 'xmlns:jmx_eb' => 'http://xml.kishou.go.jp/jmaxml1/elementBasis1/ ', 'MeteorologicalInfos' => [ { 'TimeSeriesInfo' => [ { 'Item' => [ { 'Area' => { 'Code' => '190010', 'Name' => "\x{4e2d}\x{30fb}\x{897f}\x{90e8}" ---------------
ステップ5. 必要な部分のみ取り出す 例えば、天気予報の部分を取り出す sub getJMAWeatherTenki{ my $data = shift; #取り込んだハッシュ my $place_id = shift; #地域コード:富士五湖=1 my $time_id = shift; #今日=1,明日=2、明後日=3 my $content; foreach my $weather_define ( @{$data->{Body}{MeteorologicalInfos}[0]{TimeSeriesInfo}[0]{Item}[$place_id]{Kind}[0]{Property}{WeatherPart}{'jmx_eb:Weather'}} ){ if( $weather_define->{refID}==$time_id ){ $content = $weather_define->{content}; } } return $content; } 戻り値例:「くもり後晴れ」 <Gemini最初の指令> weatherYamanashi.rdfを解析し、天気データ「{jmx_eb:Weather}」の「{refID}」が一致する文字列「{content}」を得よ。 解答→得た答えを修正して上記を仕上げた。 ---------------
ステップ6. 天気予報の文字から画像を作成する まず以下の画像データを意味付けしたファイル名で作成する。 文字列から画像ファイル名を構成する。 sub getJMAWeatherImg{ my $weather_str = shift; #天気文字列 my $time_id = shift; # my %exDayId = ( '今日' => 1, '明日' => 2, '明後日' => 3 ); use constant WEATHER_CODES => { '晴れ' => 1, 'くもり' => 2, '雨' => 3, '雪' => 4, }; use constant TIME_CODES => { '時々' => 1, '後' => 2, }; my @parts = split(/(後|時々)/, $weather_str); my $a = WEATHER_CODES->{ $parts[0] } || 0; my $b = TIME_CODES->{ $parts[1] } || 0; my $c = WEATHER_CODES->{ $parts[2] } || 0; my $p = 0; my $name; #以下は「今夜」の場合を考慮する foreach my $time_define ( @{$exParserData->{Body}{MeteorologicalInfos}[0]{TimeSeriesInfo}[0]{TimeDefines}{TimeDefine}} ){ if( $time_define->{timeId}==$time_id ){ $name = $time_define->{Name}; } } Jcode::convert( \$name, 'utf-8'); #ファイル内はUTF-8だが、そのままでは使用できない my $fDayw = Jcode::convert( '今夜', 'utf-8'); #そのため比べる両者をUTF-8で再矯正する if( $name eq $fDayw ){ $p = 1; } my $fileImg = sprintf("tnk%04d.png", $p . $a . $b . $c); return $fileImg; } 何故か文字化けが発生し苦労したが上記の方法で回避 <Gemini最初の指令> 「晴れ」、「晴れ後くもり」、「雨時々雪」と言った文字列があります。 「後」と「時々」をキーに文字列を前後に分けて上の例なら、 「晴れ」、「晴れ」「後」「くもり」、「雨」「時々」「雪」と文字列を分解するperlプログラムを書け。 〜 得た文字列を、「晴れ」=1、「くもり」=2、…のように3桁の数字に置き換えよ。 解答→得た答えを修正して上記を仕上げた。 ---------------
ステップ7. 以上のプログラムを半分以上生成AIに手伝ってもらい完成させた。 あとは自分の環境に合わせて関数化し汎用ライブラリーとして保管。 --------------- 以上、動作例は「https://live.fujigoko.tv/?n=30 」等を参照。 今回は自身と気象庁のサーバー負荷を考え以上のようにしたが、「ステップ1」と「ステップ2」を省いて全てperlで記述すればその都度全国の気象データを得ることができる。 具体的には、https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/feed/regular_l.xml から全国の気象データを抽出すれば良いようにプログラムをさらに汎用化し公開もできる。 が、自身のサーバーでそのサービスを提供するメリットがあるかどうかと考えてしまった。 #コンピュータ #AI #人工知能 #プログラム
国土交通省が主体で勧めている日本風景街道 と「ぐるり富士山風景街道 」の一環である富士山一周サイクリング。 テーマの一部として浮世絵と富士山 を含む模擬ツアーを行い、昨年12月に外国人数名と富士山一周のe-Bikeツアー(トータル4日間)の撮影同行した。 その成果物として動画編集をするのだが、外国人向け動画のバックミュージックは英語歌詞の入った楽曲にしようと思っていた。 ところが、編集をしようにも動画の内容にあった詩もないし、たいていの歌入りは著作権の問題もあった。 そこで、昨年夏から話題になっていたSunoAIが12月にバージョンアップしたという事で活用してみることにした。 そしてそれは、結果的に動画のバックグラウンドに最適だった。 もちろん、ツアーの内容はすべて英語詩に入っている。
まず、chatGPTに「e-Bikeで富士山一周の動画を作りバックミュージックは英語である」ことを示唆。 次に動画に入れ込むシーンの説明を加えた。例えば「神社に行った」とか「洞窟に入った」とかだ。 何度かの指令のあとchatGPTにてなんとなく詩が出来上がったのである。 この時に注意することは、イントロ→詩→つなぎ→サビといった構成の考慮は私自身が行った。 (もちろん、chatGPTもそれなりに考慮してくれますが、SunoAIとの相性はあります。) 次に、出来上がった英語詩をSunoAIにてバックミュージックとして楽曲とボーカルを生成させてみた。 そして、幾つかの候補から楽曲の長さを4分程度に調整し、バックグラウンドミュージックとして完成させました。 出来上がった楽曲はCとFの繰り返しで単調だがバックミュージックとしては邪魔にならないよう出来上がったと思う。というより大切な要素。 以下に英語詩と対訳と出来上がった動画を掲載しておく。 その驚くべき親和性とAIの発達に敬意を表する。 思い起こせば2015年にgoogleの人工知能の記事に触れて感想を記事にした が、あれから9年でここまできた。さらに10年後、20年後で2045年問題を超えるが、想定より早いかもしれない。
富士山一周のe-Bikeの行程は以下の通り。 1日目 :清水→三保→由井→御殿場2日目 :御殿場→須走→山中湖→忍野八海→富士吉田3日目 :富士吉田→河口湖→樹海と洞窟→朝霧ふもとっぱら4日目 :朝霧ふもとっぱら→牧草地→白糸→柚野→富士山本宮 上記の各動画(日本語 ・英語)、計8本。
=================================Title:Around Mt.Fuji Adventure Tour Sacred shrines echo in the wind, Embracing the unknown, riding on E-BIKE, The melody of the fields, the heartbeat of the earth, In the depths of caves, treasures concealed, Dreams painted on the shores of the lake. On our e-bike tour, every moment's a thrill (oh-yeah) At the foot of Mount Fuji, the adventure begins. Exploring cultural heritage on E-BIKE, Life at the foothills of Mount Fuji, resonates within, The landscapes weave an emotional poem, Unending adventures, a journey to dreams. Mystical shrines, the breath of history, Proud lands, a stage set in melody, The song of the fields, the heartbeat of the earth, In the mystery of caves, the magic of treasures, Colors of dreams reflected on the lakeside. Exploring cultural heritage on E-BIKE, Life at the foothills of Mount Fuji, resonates within, The landscapes weave an emotional poem, Unending adventures, a journey to dreams. Guided by Mount Fuji beneath the starry sky, The light of E-BIKE shining toward a brilliant future, Imprints of adventure on the heart, A quiet continuation of the fantastical journey. Guided by Mount Fuji beneath the starry sky, The light of E-BIKE shining toward a brilliant future, Imprints of adventure on the heart, A quiet continuation of the fantastical journey. ======= 日本語翻訳 =======タイトル:富士山一周アドベンチャーツアー 神聖な神社が風に響き渡り、 未知を受け入れ、E-BIKEに乗って、 野原の旋律、大地の鼓動、 洞窟の奥には財宝が隠されており、 湖畔に描かれた夢。 私たちの電動自転車ツアーでは、あらゆる瞬間がスリル満点です (そうそう) 富士山の麓から冒険が始まります。 E-BIKEで文化遺産を巡る、 富士山麓の生命が響き渡り、 情緒あふれる詩を織りなす風景、 終わりのない冒険、夢への旅。 神秘的な神社、歴史の息吹、 誇り高き土地、メロディーに彩られた舞台、 野の歌、大地の鼓動、 洞窟の神秘、宝物の魔法、 湖畔に映る夢の色。 E-BIKEで文化遺産を巡る、 富士山麓の生命が響き渡り、 情緒あふれる詩を織りなす風景、 終わりのない冒険、夢への旅。 星空の下、富士山に導かれて、 輝かしい未来に向けて輝くE-BIKEの光、 心に残る冒険の痕跡、 幻想的な旅の静かな続き。 星空の下、富士山に導かれて、 輝かしい未来に向けて輝くE-BIKEの光、 心に残る冒険の痕跡、 幻想的な旅の静かな続き。
その他の日程の「ぐるり富士山サイクルネット協議会」の動画 は以下から。 #AI #人工知能 #動画配信 #SunoAI #chatGPT #ぐるり富士山
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そこで、ちょっと変な狂気をはらんだ意味不明の楽曲を作成できるかにチャレンジしてみた。 結果、わずか数時間で完成。
文章生成AIが本格的に使えるようになってから1年以上経過した。 その後、画像生成、動画生成と時代は進化してついに昨年夏ごろから自動作詞作曲までできるようになった。しかも歌まで歌ってくれる。
そして、最近になって私のもとに動画作成の依頼があったのでそのバックグラウンドミュージックに歌詞付きの音楽を入れたくなったので実際にAIを活用して楽曲を作成してみた。
まず著作権クリアのために課金を行い、PCの画面を通して動画の状況説明と要望を入力して英語歌詞の楽曲を作成した。 結果、思いのほか簡単に良いものができたので感動した次第です。この動画は後日公開いたします。
さて、今回はAI楽曲作成の話…… そこで、ちょっと意地悪に日本語歌詞の楽曲を作ってみた。 その成果が以下です。
#AI #人工知能 #動画配信 #SunoAI #chatGPT
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令和5年10月15日(日)「道の駅かつやま」で感謝祭が開催されます。当日は自衛隊の特殊車両が来て見学や乗車体験が出来ます。また、豪華賞品が当たる抽選会もありますので、皆様お誘い合わせの上、ご来場下さい。
うっとうしい新型コロナウィルスの脅威がまだまだ続きそうです。ビュー山中湖もその対策として【入館時の検温】【手指のアルコール消毒】【食事以外の館内でのマスク着用】などスタッフ一同徹底をしております。お客様には大変御面倒ですが、これらのコロナ対策にぜひご協力していただきますようお願いいたします。
全てをchatGPTだけでプログラムしようとした。 プログラム言語は「LUA」というスクリプト言語で、C言語に近い。ところが、私は今までLUAを使ったことが無かった。 そこで、chatGPTと相談しながら作業を進めることにしたのである。 やりたいことは、動画配信で日中は富士山、夜間は水槽の動画を配信すること。
まず、日没と日の入りを求める関数を作るため以下のように指令した。 「動画配信ソフトのLUAを使用して日の出と日の入りを求めるget_SunrizeSunset関数を作成せよ。ただし、引数に緯度経度と求める日を使うこと」 早速プログラムコードが出てきたので、次の指令をした。 「先の関数を使用して日中の場合はTrue、夜間の場合はFalseを返すこと。」 だんだんプログラムが長くなった。 「動画配信ソフトOBSを使用して日中ならFUJI、夜間ならAQUAのシーンを選択すること」 「日の出と日没時間にマージンを持たせるように改良せよ」 幾つか齟齬があって修正を繰り返し一行もソースコードを書かずにプログラムが完成し、動画配信OBSに実装した。
ところが、ここから長かった。 実装すると日没と日の入り時間になってもシーン(カメラ)が切り替わらない。 どうやら日没と日の入り時間が間違っているようだ。 一行もコードを書かないと決めていたので言葉だけで修正を求める。 例えば、「日本時間に対応しているか?」とか「どこかに誤りはないか?」とか。 その都度、黙々と文句を言わずコードを修正して返してくるchatGPT。 途中で「天体の運行がどう」とか「LUAは数学演算が苦手」だとか「さらに精密な計算をしてみる」とか言い訳が始まってプログラムリストはどんどん長くなる。 そこで「おおまかな時間が分かればよい」と指令すると「私には分からないので他の言語のライブラリの使用を勧められた」 この間約半日ほど経過していた。私はただchatGPTのコードをコピペして結果を報告するだけだった。途中面白いのは「以下の値がどうなっているか教えて」とか必死にデバッグに励んでいたことだった。 そして、とうとうchatGPTでは正解にたどり着けなかった。 仕方が無いのでgoogleで検索すると日の入り日没を求める関数がすぐに見つかった。 私にとって初見のLUAだったが何度も修正リストを見ていたので言語の記述方法は理解できたこともあり、見つけた関数の部分だけchatGPTのプログラムと置き換えたらちゃんと動作した。 結果的にだがchatGPTは太陽系の運行から日の出日没を求めようとして失敗したが、googleで見つけた関数は緯度経度を考慮した地球から太陽の位置を求めていた。 私的には精密な日の出日没が欲しかったわけではなく「カメラの切り替えをしたいだけなのでだいたいな時間」が分かればよかったわけだ。 しかし、時間を求めること以外のプログラムはchatGPTのままで動作した。例えば動画配信ソフトでのカメラの切り替えとか日中とかの判断する部分。 つまり、単純に欲しい関数の使用を伝えそれらを組み合わせて全体を構築する部分の運用は意図通りの関数を作成してくれた。 もちろん、目的を達成するために関数という部品をどのように分解して伝えるのかという部分は人間が考えるのだが、その辺も理解して仕様通りの関数を作成してくれた。 この全体のシステムをどのように分解していくのが後工程を楽にするかはシステム設計の基礎が無ければならない。 chatGPTへの指令次第では長大なプログラムリストになり、ミスや修正が難しくなる。 ようするに今回は「日の出日没」の時間を得る関数の入れ替えで簡単に修正できた。 私の反省点として関数を作成する都度、実行結果の予想と結果を報告すれば良かったと思う。 関数の指令を与えながら次第に全体が出来上がるまでコピペのみですませようと少し過信しすぎた。それほどこちらに考える間を与えずプログラムリストを吐き出してくるのにはまってしまった。 というわけで出来上がった動画配信の様子は現在、 https://www.youtube.com/watch?v=mWm6luQ1d7M で見ることができる。 日の出30分前から富士山画像へ、日没後20分後から水槽カメラへと切り替わる。 以降、LUAで動画配信OBSでカメラシーンを切り替えるスクリプトのプログラムリスト。
obs = require('obslua') os = require('os') scene_now = "" scene_WEB251 = "WEB251" -- 富士山カメラ scene_WEB252 = "WEB252" -- 水槽カメラ latitude = 35.68039639541995 -- 緯度経度は東京駅にしてある longitude = 139.76788440520536 sunrise_margin = -30 -- 分単位で指定(2時間前=-120) sunset_margin = 30 -- 分単位で指定(2時間後=120) -- sunrise / sunset calculation function rscalc(latitude, longitude, when) local pi = math.pi local doublepi = pi * 2 local rads = pi / 180.0 local TZ = function(when) local ts = os.time(when) local utcdate, localdate = os.date('!*t', ts), os.date('*t', ts) localdate.isdst = false local diff = os.time(localdate) - os.time(utcdate) return math.floor(diff / 3600) end local range = function(x) local a = x / doublepi local b = doublepi * (a - math.floor(a)) return b < 0 and (doublepi + b) or b end when = when or os.date('*t') local y2k = { year = 2000, month = 1, day = 1 } local y2kdays = os.time(when) - os.time(y2k) y2kdays = math.ceil(y2kdays / 86400) local meanlongitude = range(280.461 * rads + 0.9856474 * rads * y2kdays) local meananomaly = range(357.528 * rads + 0.9856003 * rads * y2kdays) local lambda = range(meanlongitude + 1.915 * rads * math.sin(meananomaly) + rads / 50 * math.sin(2 * meananomaly)) local obliq = 23.439 * rads - y2kdays * rads / 2500000 local alpha = math.atan2(math.cos(obliq) * math.sin(lambda), math.cos(lambda)) local declination = math.asin(math.sin(obliq) * math.sin(lambda)) local LL = meanlongitude - alpha if meanlongitude < pi then LL = LL + doublepi end local dfo = pi / 216.45 if latitude < 0 then dfo = -dfo end local fo = math.min(math.tan(declination + dfo) * math.tan(latitude * rads), 1) local ha = 12 * math.asin(fo) / pi + 6 local timezone = TZ(when) local equation = 12 + timezone + 24 * (1 - LL / doublepi) - longitude / 15 local sunrise, sunset = equation - ha, equation + ha if sunrise > 24 then sunrise = sunrise - 24 end if sunset > 24 then sunset = sunset - 24 end return math.floor(sunrise * 60), math.ceil(sunset * 60) end --本日の日中かどうか審議する function is_daytime(latitude, longitude, sunrise_margin, sunset_margin) local date = os.date("*t") local sunrise, sunset = rscalc(latitude, longitude, date) -- obs.script_log(obs.LOG_INFO, "Sunrize(min): " .. sunrise) -- obs.script_log(obs.LOG_INFO, "Sunset(min): " .. sunset) sunrise = sunrise + sunrise_margin sunset = sunset + sunset_margin local zero_oclock = os.time({year = date.year, month = date.month, day = date.day, hour = 0}) -- 与えられた日の日の出と日の入りの時間(秒)を計算 local sunrise_sec = zero_oclock + sunrise * 60 local sunset_sec = zero_oclock + sunset * 60 local now_sec = os.time(date) --[[ Debug Section START local t = os.date("*t", sunrise_sec) local time_str = string.format("%04d-%02d-%02d %02d:%02d:%02d", t.year, t.month, t.day, t.hour, t.min, t.sec) obs.script_log(obs.LOG_INFO, "Current time: " .. time_str) local t = os.date("*t", sunset_sec) local time_str = string.format("%04d-%02d-%02d %02d:%02d:%02d", t.year, t.month, t.day, t.hour, t.min, t.sec) obs.script_log(obs.LOG_INFO, "Current time: " .. time_str) ]] if sunrise_sec <= now_sec and now_sec <= sunset_sec then return true else return false end end --シーンの切り替え function switch_scene(scene_name) local scenes = obs.obs_frontend_get_scenes() for _, scene in ipairs(scenes) do local scenes_list = obs.obs_source_get_name(scene) if scenes_list == scene_name then if scenes_now ~= scene_name then scenes_now = scene_name obs.obs_frontend_set_current_scene(scene) local t = os.date("*t") local chg_str = string.format("%02d-%02d %02d:%02d -- %s", t.month, t.day, t.hour, t.min, scene_name) obs.script_log(obs.LOG_INFO, "Switched scene: " .. chg_str) end break end end end --日中ならWEB251、夜ならWEB252 function check_time() if is_daytime(latitude, longitude, sunrise_margin, sunset_margin) then switch_scene(scene_WEB251) else switch_scene(scene_WEB252) end end -- function script_description() return "Script to switch scenes at specified times." end -- function script_load(settings) obs.timer_add(check_time, 60 * 1000) end
#chatGPT #プログラム #OBS #動画配信
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山梨ではシン仮面ライダーの公開が終わった。そこで、見た感想を書いてみる。 一言でいうと「たいへん良かったし、面白かった」に尽きる。特に50代以降の人には刺さるものがあったと思う。 個人的に最初の仮面ライダーを見たのは小学生2年のころか?印象は暗く怖いイメージがあった。今思えばショッカーの行動原理は当時の学生運動の陰湿さの敗北と重なる。 ちょうどこのころ、あさま山荘事件 をきっかけに山岳ベース事件 が明るみになったころで(特に漫画版の)ショッカーには当時の学生運動と同じ香りがしていた。新仮面ライダーにはまさにその香りが残っており、ノスタルジーを感じた次第である。
また随所にコアな石ノ森章太郎 と初代仮面ライダー へのリスペクトが入っており、監督の愛も感じた。裏返せば平成以降の仮面ライダーファンや事情を良く知らない人には作品の賛否が分かれるだろうと思った。 しかし、そんなことはどうでも良く新仮面ライダーは個人的に良かったと言える。
ここで少し作品の内容に触れるが、序盤の蜘蛛オーグ(旧クモ男)を倒すまではYoutubeで公開されているようで、ライダーの制御できない圧倒的な力と暴力を原作の設定通りに表現していた。思い起こせば初代仮面ライダーの時にあったコウモリ男との戦いでの血しぶきシーンの再現かと思われるが、当時の解説本の設定通りに行うとこうだろうなと感じた。 そういえば、新仮面ライダーと蝙蝠オーグとの戦いのアジトは何と「河口湖ステラシアター 」だった。初代仮面ライダー1話目の序盤に出てくる本郷猛と立花藤兵衛がバイクの練習をしているところへショッカーたちが襲ってくるシーンは河口湖ステラシアター近くだったことを思い出した。ここでのバイクに乗りながら風を受けて変身するシーンは理屈抜きにカッコイイ。 蜂オーグとの戦いのCGは石ノ森漫画お得意の高速戦闘シーンのオマージュだろう。あの印象的な加速装置 の描写を石ノ森がいろいろ工夫して描いた1コマを映像にするとああなるんだなと見ていて思ったし、ショッカーライダーとの暗いトンネルでの戦闘はテレビシリーズで同じシーンを見た記憶がある。そもそも最初のライダーの画面は先に記した通り雰囲気も暗いが映像も常に暗かった。映画の雰囲気も昔懐かしいブラウン管テレビの70年代の雰囲気バッチリだった。
庵野監督 は人形に魂の宿る設定が好きだなと感じた。これは特に日本人なら神道の考えに共感できると思う。万物の魂の集合としての炎=魂 が存在し、炎の一部が分離し物に宿る。役目を終えた魂は再び物を離れ一つの魂へと集合して行く。繰り返すが日本人にしか分からない宗教観だ。靖国神社の戦没者を分祀できない理由と一緒で一度炎に集合した個々の炎はもはやかつての形に分離できない。 以上の事を映画マトリクスのようなVRと混同視される(その説明のほうが分かりやすい)が本質的に違うことは一言添えておく。 今回の新仮面ライダーはプラーナ というインド哲学に寄ったが庵野監督の本質は神道の魂の融合だろう。ウルトラマン にしてもゴジラ にしてもエヴァンゲリオン にしても、そのものの中に魂が宿ったり離れたりする様はすべてに共通している。これはおそらく、庵野監督が拠り所にしているオタク作品群の数々に正当性を与えるため、長年に渡り頭の中で生み出した必殺技に他ならない。簡単に言うと、庵野監督は自分の好きな作品世界を本気で信じており、それらに正当性を与える行為をずっと模索し続けてきた結果生み出した方法論があるということだ。
話を新仮面ライダーに戻すと、蝶オーグの言っていたハビタット世界は魂の帰ってゆく集合体の世界の事だがエヴァの世界観と一致する。しかしエヴァでは肯定的にその世界に行きたいと思っていたものが新仮面ライダー(新エヴァでも)では否定的な事が面白い。庵野監督の心の変化を感じられる。誰でも愛する者が帰っていった一つの魂の場所に触れたいと思う時があるが、現実に生きることに気が付くとそればかりに囚われていてはいけないと気付く。言い換えると、いつまでも空想の世界に逃げていてはいけないことを庵野監督は大人になって気が付いたのだろうか? 新仮面ライダーの物語終盤ははからずも原作に近い形で1号ライダーと2号ライダーが融合し新ライダーとなって角島 へと走ってゆく場面で終わる。新エヴァも新仮面ライダーも庵野監督の出身地である山口県の風景の中に走り去ってゆく。つまり、庵野監督の私小説とノスタルジーとオタク気質、そして昭和の小難しい日本映画に触れることができた人は感動できる作品だったなと感じた次第です。
フィギュアたちは所有物を撮影、ステラシアターはまだ屋根の無い時の画像、角島大橋 は2011年5月25日撮影。
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