ホームページへ
ホームページへ

レイアウトを楽しもう

あくまで私流のやりかたなので、あしからず。

↑のレイアウトを参考に私が水景レイアウトを作成する手順を説明します

左の写真は、左右をクリックするとそれぞれ近景が見られます。
このレイアウトでまず、リシアに目が行ってくれたでしょうか?

右側はウイローモスが繁って解りにくいかもしれませんが、岩と流木が無造作に重なっています。

例として出す水槽は150cm水槽です。
最初に砂を入れるのですが、定石通り手前を低く後ろを高くすると大量の砂が 必要になります。
砂の削減の為に色々方法があるのですが、私の場合、下に発砲スチロールを階 段状に配置しました。
その上に肥料を混ぜた砂、混ぜない砂を引き詰め下地を完成しました。

基本レイアウトを考える

まず、レイアウトのコツですが、これは通常の庭をレイアウトするのと同様の方法で良いと思います。
自分の思い描く世界を水槽内と言う閉じた空間にいかにまとめるかが楽しいのです。

すると造園の基本が水槽内にも反映されます。まず、基本形は3角形です。
3角形の組み合わせによって水景を構築します。
 まず、上の図を見てください。青い3角形と赤い3角形がわかりますか?この2つの3角形が基本となります。
青い3角形が特に一番の基本です。この青い3角形の頂点に目立つポイントを配置して基本レイアウトとします。
目立つポイントとは、石とか流木とか高さがあるとか、何でも良いから目に留まるアクセントとなるのもです。私の場合、3つの石を配置することにしました 。
余談ですが、基本となる3角形は不等辺3角形になるようにすると自然な感じがします。試しに正三角形や2等辺3角形にしてみてください。何か不自然な感 じがすると思います。

 青い3角形の頂点が決まると、同時に高さも自分の頭に思い描けると思います。私の場合手前の頂点以外は高くなることが予想されました。
そこで、次は赤い3角形です。この頂点は逆に目立たない、と言うより、広々とした空間を演出することでアクセントを付けようと思いました。
赤い3角形が青い3角形と逆の形をしているのがわかりますか?

次に、基本の3角形に沿ってゾーンを決めていきます。
ゾーンの定義は何でも良いと思います。
水草の種類、採取地、色、またはイメージによるゾーン配置、とにかく自分で理屈を付ければ良いと思います。

 

私のこじつけはイメージで行いました。
ジャングル:青3角形の頂点。高さのある密生地帯。
平原:赤3角形の頂点。低く広々とした地帯。
テープ:青3角形の底辺。頂点に低い石を配置し、後ろはテープ状の水草を配置。
低草:中間地帯。高さも中間ぐらい。
荒れ地:青3角形の頂点。目立つ溶岩と流木でワイルドさを出したい。
密生:水槽前面。グロッソ等の低い水草で埋める。

上の図は正面から見た水景のイメージです。
左から、高->低->高->低(中)->高となるようにしました。

次に器具等のバランスを考え、石、流木、水草等を配置してみます。

青い3角形の1頂点(左)に岩を配置しそれが排水口を隠し、更に高さを与えて、手前から見ると密生しているように見えるが、実は排水口の周辺を広めに開け、排水しやすいようにします。

リシア平原は見栄えがするように奥に向かって急勾配で作ります、そのため高さ補正のためレンガを配置しました。

青3角形の右には、大きな溶岩を斜めに配置し、ヒーターを隠します。その後ろにも流木を配置し荒れ地を演出。

青3角形の手前頂点には、菊化石を配置し、アクセントを付けることにします 。
CO2は水槽内にチューブを入れないで、シャワーの途中でホースに注入します 。これはホースが十分長いのでシャワーにたどり着くまでに水に溶け込んでいると思います。
この方法の応用として、シャワーホースからチューブを引いて、そのチューブを砂まで引き込み砂の中に埋めれば、「湧き水」が演出できます。
ホースとチューブの接合は、部品の組み合わせで自作できます。

さあこれで砂の上にレイアウトを完成させます。
完成の想像は2ヶ月後ぐらいを目安にレイアウトすると管理も楽だと思います 。

反省
左のジャングルの予定の場所にパールグラスを配置する予定でしたが、アマゾンが余っていたので手抜きをして配置したら、ジャングルぽくないのですね。
葉の幅が広いのでイメージと違ってしまいました。アマゾンの他に幾つか細目の水草を配置してあるのですが、アマゾンが勝ってしまいました。


前に戻る