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無駄な努力

 深夜の破裂音は、CO2バルブと耐圧チューブが外れたことが原因でした。そう、あんなに一生懸命苦労してはめ込んだのに、耐圧チューブ内の圧力に負けて外れた音でした(あんなに大きな音がするとは…)。
こうなったらしょうがないです。明日改めて検証することにしてお休みです…。

さて次の日、今度は外れないようにチューブを接続した後、チューブの周りに針金をきつく巻いてチューブを締め付けます。更にその上からビニールテープをぐるぐる巻き準備完了。
さぁ、バルブを空け電磁弁は閉じておきます。うん、大丈夫のようだ。
これでバルブを目一杯開けて耐えればOKでしょう。
「グイッ」と、バルブを目一杯ひねって数秒後、
「ぱんっ!!」
「しゅーーーー…………………………」
「あーーーっ、ダメだ!」
見事に耐圧チューブが外れて、バルブからCO2が漏れてくるではありませんか。
「店員のウソツキ…」思わず小さな声でつぶやいてしまいました。

「よーし、こうなったら瞬間接着剤だ!」
もう完全に外れない事にしか注意の行っていない私は、バルブの出口に瞬間接着剤をたらし、そしてある程度広がった耐圧チューブを差込み乾くのを待ちました。
数分後、乾いたのを確認して、バルブを開放…。
………………。
「うん、大丈夫みたいだ」
「さすがアロン○ルファ…」
「よし、ここで電磁弁を通電させて弁を開いてCO2を送り込んでみよう」
S.W.−−ON。
「ボコッ!」
 通電した瞬間、圧縮されていたCO2が一気にチューブを伝わり、更にシャワーまで達し、シャワー口からも「ブクブク…」っとCO2が出てくるではありませんか。
「こんななの?」…何か違和感があります。
でも、バルブを一杯に開いてのテストだったんで「絞って通常に添加する量にCO2を制御すればブクブクも少ないだろう」と思いそのままで放置し、CO2が微量に添加されるよう調整して作業を終了しました。

次の朝、CO2が供給される時間帯を見張って電磁弁に電気が通電されるのを待ちました。
2分前(お、いよいよ)…1分前(ドキドキ)
そして、タイマーをセットした時間です。
カチッ。
「ボコッ!」
「ブクブク……」
 結果は同じです。「なんだー、やはり何かおかしいぞ」
しばらく原因を考えた末、「そーか、ボンベと耐圧チューブの間が長いから圧力が高まって、一気にCO2がでるのか」と結論に至りました。
そこで、耐圧チューブを当初計画していたより短く切り、電磁弁に接続してみました。
そして、再び実験です。
電磁弁を閉めて、バルブを一杯に開き、時間が経ったら、電磁弁を開ける。
「ボコッ!」
「ブクブク……」
幾分か出てくるCO2が少ないようです。
「もっと短くしなければダメなのか」と思い、バルブと電磁弁の間が出来るだけ短くなるように耐圧チューブを切り、再びテストです。
「ボコッ!」
「ブクブク……」
 まだダメです。「おそらく電磁弁内部に回ったCO2が圧縮されているのかな?」と思い付き、電磁弁を分解してみました。すると本体に合わず、部品は小さなものでした。本体のほとんどが空間なのです(本体をあんなに大きくする必要があったの?JALECOさん)。
つまり、何か釈然としないが、「しょうがない」という結論に達し、次のステップに進むのでした。

バブルカウンターを作る

 <-まず、これを見てください。
これが製作したバブルカウンターです。実物はショップで見ていたし、雑誌等にも写真があるので原理は解っているので自作に踏み切りました。
 まず、通常のストローがエアチューブにぴったりなので、使用する管にはストローが最適です。今後の応用範囲にも使用できます。
ビンは化粧ビン(プラスチック)2個を100円で売っているのをディスカウントショップで見つけたので、それを利用します。
大きさといい、形といい申し分ありません。こんな変なものも探せば見つかるんですね。

製作は簡単で、ビンのふたにストローが入る穴を2つ空け、一方のストローは長く、底に付くぐらいにし、もう一方は短く、ふたのちょっと先ぐらいになるように調整します。そして、CO2が周りから漏れないようにシリコンゴムの接着剤で覆い、乾いたらボンドでその上から固めました。
そして更にふたをした時CO2が漏れないようにビニールテープでビンの周囲を巻いて完成です。最後に水を入れ、これで本当に終了。

 ストローの長い方から息を吹き込むと、プクプクと泡が出ますが、反対のストローから息を吹きこむと吹き込めません。
つまり、一方通行になるわけですね。
早速、電磁弁の出口とシャワーホースの間にこの装置を取り付けテストします。
バルブと電磁弁を開き、CO2を流すとストローの先から泡が出ます。バルブを調整すると、その泡が数えられるようになります。
まずは成功です。
案外順調に終了したので拍子抜けしました。


 次は、電磁弁を閉じてしばらく時間が経過したら電磁弁を開いてCO2を通します。
最初、ボコボコとCO2の膨張で一気に泡が出ますが、それ以外は問題なさそうです。
念のため余っているCO2逆流防止装置を水に刺さっている方のストローの先に付け、ビンの内部の水が逆流しないようにします。
これは、CO2は水に溶けやすい性質を考慮してのことです。

 1秒で1泡のペースでCO2が流れ出るようにバルブを調整してこの日は終了です。
これで遂にCO2の自動添加も完了して、水草水槽維持の仲間に1歩近づきました。
メデタシ、メデタシ…。

となるはずが………。


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